西川のりお、条件次第で政界進出に意欲
2012年5月10日 13:00
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[映画.com ニュース] 吉本興業の創業100周年を記念して、所属する芸人らが1年間で計100冊の本を出版する「笑いと平和の百冊シリーズ」の創刊が決定。5月10日、このプロジェクトの宣伝部長を務める又吉直樹(ピース)、すでに著書を出版中、または出版待機中のオール巨人、西川のりお、博多華丸、入江慎也(カラテカ)、サラミ(デスペラード)に、これから出版を目論むヒデ(ペナルティ)、八木真澄(サバンナ)、哲夫(笑い飯)、レイザーラモンRGが記者会見に出席した。
出版社の垣根を越えて“笑いと平和”をテーマに今年4月からの1年間で100冊が出版される予定で、すでに40社以上の出版社から計400本を超える企画が集まっているという。
西川はここ数年で100人を超える政治家と対談しており、その中でも特に語りたい11人の政治家に対する辛口の批評やエールをまとめた「橋下徹はなぜ大阪で独裁政治ができるのか?」を6月に上梓する。野田首相とは総理就任以前に話をしたそうで「かなり厳しく追及したことが書かれています」と明かし「普通の聞き手が聞けないことをほじくって、ドロドロした話を書いてます」と自信をのぞかせる。ちなみにタイトルにも出てくる橋下大阪市長に関しては「冒頭に出てくるけど対談はしてない(笑)」そうで、巨人から「僕は(橋下市長と)行ってるジムが同じだから僕の方が知ってる」と突っ込まれていた。さらに西川自身の政界進出について問われると「タレントが自分から手を上げるのではなく、みんなから推されるようにならないといけない。『選挙資金を出すから出てくれ』と言ってくれるなら出ますよ」と周囲の期待と支援次第での出馬に意欲を示した。
巨人は、自らの師匠であり吉本新喜劇の看板役者として活躍した岡八朗との日々を綴った初の自叙伝「師弟 吉本新喜劇・岡八朗師匠と歩んだ31年」を先日出版。「師弟関係は漫才の世界でもなくなってきている。誰も知らない世界を書きたかった」と語る。自叙伝ということで、ほぼ同期にデビューした明石家さんま、昨年芸能界を引退した島田紳助さんについての記述もあるそうだが「紳助さんのところは何ページか書いたけど(一部が)カットされた」と苦笑交じりに明かした。
華丸による「ごはん迷う芸人、博多華丸の大決断! 食べずに終われんばい! in 福岡」は史上初の試みという紹介している各店のクーポン付きのグルメ本。入江は「芸人生活16年の間、ずっと先輩にごちそうになってきた」と明かし、先輩にかわいがられるテクニックを紹介する「後輩力(仮)」を出版する予定。この日も先輩芸人の誕生日の覚え方などの処世術を披露したが、巨人からは「それよりおもろいネタを考えた方がいい」とお叱りが飛んでいた。
ヒデ、八木、哲夫、RGらは現時点では出版は決まっていないが、この日は企画を持ち込み、会場に招待された各出版社の編集者の前でプレゼンテーションを実施。芸人が多く暮らす五反田を舞台にした小説「死季折々」(ヒデ)に2007年から放送作家宛てに毎日書き続けて溜まった1500ものメールををまとめた本(八木)、自身のあるある知識を総動員した「洋楽あるある」(RG)、大ベストセラーにヒントを得た「もし中学生のいじめられっこが笑い飯哲夫の『えてこでもわかる笑い飯哲夫訳般若心経』を読んだら」(哲夫)など、奇抜な発想の企画に、複数の編集者から「ぜひ」との声が挙がった。
これまで2000冊以上を読破し「カラオケに行っても人が歌ってる間に本読んでる」というほどの読書家の又吉はそれぞれの本に興味を示す一方、“宣伝部長”としてマーケティング方法について問われると「本好きの友人に話したり、オカンが病院に勤めてるのでそこですすめてもらったり……」とやる気のない部長っぷりで笑いを誘っていた。なお又吉に対しては吉本の中で最多となる計26もの企画がすでに複数の出版社から寄せられているという。
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