新人女優・三根梓、圧倒的な存在感 「シグナル」予告を入手
2012年3月15日 12:00
[映画.com ニュース] 新人女優・三根梓が、映画初出演にして主演を務める「シグナル 月曜日のルカ」の予告編が、このほど公開された。三根は、演技初挑戦とは思えない存在感を放ち、力強い眼力が内面に秘めた多くの思いを代弁している。
関口尚の同名小説が原作の同作は、ノスタルジックな雰囲気が漂う映画館「銀映館」が主な舞台。三根は、ある事件をきっかけに劇場から一歩も外に出られなくなった映写技師・杉本ルカに扮した。クランクイン前から、メガホンをとった谷口正晃監督から発声の稽古を含む演技指導を受けたこともあり、新人離れした立ち居振る舞いに釘付けとなる。
予告編では、銀映館で臨時バイトをすることになった宮瀬恵介(「AAA」の西島隆弘)が、ルカと対面を果たすところから始まる。「ルカとの恋愛は禁止」「月曜日はルカをそっとしておく」「ルカの過去について質問してはいけない」という、不思議な3つの条件をのんで採用された恵介だが、気になって仕方がない。「優しいって、良いことばっかじゃないよね」「自分が傷つくのが怖いから、人を信じることができない!」など、喜怒哀楽を体現する三根の姿も収められている。
また、高良健吾が演じる、ルカを追う謎の男ウルシダレイジの登場も見どころのひとつ。ルカが外に一歩も出られなくなった過去の事件について、どのようなかかわり方をしているのかについても、伏線が張られている。
「シグナル 月曜日のルカ」は、6月9日から全国で公開。