田中麗奈、鹿野農林水産大臣と日本茶栽培の将来を語り合う
2012年2月28日 12:40

[映画.com ニュース] 大分県臼杵市を舞台に、日本の農業を描く映画「種まく旅人 みのりの茶」に出演した女優の田中麗奈が2月27日、塩屋俊監督とともに農林水産省の鹿野道彦農林水産大臣を表敬訪問した。畑作業を実際に行った撮影を振り返った田中は、「映画の中で体験するだけでも大変なことだとわかりました。どれだけ思案して、時間をかけて、愛情を込めて作っているのかということを知ることができ、本当によかったです」と感慨深げに話した。
本作は、農林水産省の役人(陣内孝則)と有機緑茶農家の祖父を訪ねてやってきたみのり(田中)が、ともにお茶栽培に奮闘しながら人生の幸せを再認識していくドラマ。有機栽培の工程や、農業を取り巻く現状が丁寧に描かれた作品だ。
農業の担い手が減少していることが大きな問題と指摘する塩屋監督は、「田中さん演じるみのりが、単なる(祖父の)代わりから本当の匠に育っていく……。そんな明るい農業の未来を映画に託しました」と作品への思いを述べた。それを受けた鹿野大臣は、「日本の農業を明るいものにしたいという監督の言葉が何よりうれしい。また実際、今の農業従事者の55%が女性であるので、田中さんのような素晴らしい女優さんにその代表を演じていただいてとても心強く思っています」と感謝の言葉を送った。
いつも何気なくお茶を飲んでいると話す田中は、「お茶ができるまでの過程を知り、便利に飲めるようになるまでに、こんなに多くの人がかかわっていることを知りました。そして感謝して飲むようになりました」と改めて農業への思いを語り、出演の喜びをかみしめた。
「種まく旅人 みのりの茶」は、3月3日に大分、福岡で先行上映、同月17日から全国で公開。
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