生田&中谷、京都・平安神宮で史上初の映画イベントに感激
2011年11月3日 05:00
[映画.com ニュース] 生田斗真と中谷美紀が11月2日、出演作「源氏物語 千年の謎」の撮影地である京都で行われたワールドプレミアイベントに出席。和装のふたりは、国の重要文化財に指定されている平安神宮の應天門(おうてんもん)に、平安貴族さながらに牛車に乗って登場し、本殿での大ヒット祈願に臨んだ。
平安神宮で映画のイベントが行われるのは、1895年の建立以来、初めてのこと。さらにこの日は、應天門が特別にライトアップされる“粋”な計らいを皮切りに、史上初めて京都市内3カ所の劇場で連続して舞台挨拶を行うという異例尽くしのプレミア。さらに、角川映画製作の今作を松竹、東映、東宝の直営劇場で舞台挨拶行脚するという、配給会社の垣根を越えたイベントとなり、招待された1200人のファンは生田、中谷、鶴橋康夫監督がサプライズで登壇したことも相まって大興奮の様子だ。
生田は、慣れない牛車に悪戦苦闘したようで「平安時代はおもな移動手段だったと思いますが、乗り心地は……正直あまり良くありませんでした(笑)。ただ、乗っているときは身が引き締まる重いでした。撮影中も使われたものなので、とても懐かしかったです」と苦笑い。一方の中谷は、初めて牛車に乗ったといい「自分(紫式部)が書いた物語の稀代の貴公子、光源氏とふたりきりで乗っているかと思うとドキドキしました」と語った。
牛車の中での、中谷との会話の内容を明かした生田。「イベントの規模といい、いろいろな映画宣伝の展開といい、我々はすごく大きな映画にかかわらせていただいたんだなあ……と」。だからこそ、「日本が誇るべき『源氏物語』を京都から世界に発信することができてうれしいです。世界中の人に見てもらい、日本の美しさを再確認してもらいたいです」と訴えた。
同作は、高山由紀子の「源氏物語 悲しみの皇子」が原作。「物語の中の光源氏の世界」と「物語を書いた紫式部の世界」を織り交ぜ、その間を窪塚洋介扮する陰陽師・安倍清明が行き来するという、夢と現実が交錯する世界を描く。生田、中谷のほか、東山紀之、多部未華子、真木よう子、田中麗奈、芦名星らが出演する。
「源氏物語 千年の謎」は、12月10日から全国で公開。
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