「ココア男。」の鎌苅健太と鈴木勝吾、ノリノリ“女装男子”に
2011年9月20日 15:06
[映画.com ニュース] 人気若手俳優による5人組バンド「ココア男。」の鎌苅健太と鈴木勝吾が、佐藤佐吉監督がメガホンをとる青春映画「Miss Boys!」で、“女装男子”に扮していることがわかった。
同作は、女装に青春を燃やす高校生応援団の葛藤(かっとう)と成長を描く青春映画。星修学園バスケットボール部のエース坂本真実(鎌苅)は、生意気なワンマンプレー精神を鍛え直すようにと、顧問から2週間の応援団入部を命じられてしまう。しかしそこは、いざというピンチには女装応援団に変身する風変わりな部だった。
報道陣に公開された現場では、競合する他校との女装コンテストを目前に控えたメンバーが、不安を抱えながらも必死にメイクに励むシーンを撮影した。衣装合わせでチアリーダーの装いに挑んだ鎌苅は、「チアは見るものであってやるものじゃないでしょ!」と絶叫したらしいが、今では「ゴツい体をごまかすようにうまく工夫している。鏡で自分を見ても悪くないかなと思えるようになってきた」とノリノリで撮影に臨んでいる。また、「古川(雄輝)なんて見た目は女子。抱ける!」と豪語するほど、共演者と切磋(せっさ)琢磨しながら美を追求しているという。
最近では、「メイドカフェ」に続き「女装カフェ」が登場し、一部のオタク向けジャンルでしかなかったイケメンの“女装男子”が、新しい“萌え”として注目を集めている。佐藤監督は「僕自身は女装したことはないが、女装を趣味にしている人たちの奥深い世界は映画になると直感し、企画を立てた」と製作の経緯を語った。
女装をテーマに扱いながらも、主軸は男子高校生の青春物語。女装を通じて引っ込み思案な性格が変わっていく高校生役を演じる鈴木は、「あくまで女装はただの手段。男らしくなりたいという願望や、自分の殻を破っていく勇気が周囲を変えていく」と話す。鎌苅も「馬鹿げたことをクソまじめにやるっていう面白さ。最初は『何?』って思う人もいるかもしれないけど、どんどんその世界観にはまっていける、爽快な作品になると思う」と自信をのぞかせた。
「Miss Boys!」は2部構成で、「Part1」を12月、「Part2」を1月から全国で連続公開予定。
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