米テレビ業界での男女格差が明らかに
2011年9月18日 13:17
[映画.com ニュース] アメリカのテレビ業界において、女性やマイノリティの進出が著しく遅れているとロサンゼルス・タイムズ紙が報じている。
米監督協会(DGA)が2010年から11年のテレビシーズンにおけるドラマ170作品、計2600話を手がけた監督の性別と人種を調査したところ、白人男性が77%と圧倒的に多いことが判明。白人女性とマイノリティ(非白人)男性がそれぞれ11%で、マイノリティの女性監督にいたっては1%という結果が出た。
DGAは映画やテレビの製作現場における人種や性別の偏りを改善しようと、製作会社に雇用の改善を求めてきたが、前年からほとんど変わっていない現状が明らかになった。そのため、白人男性しか監督に起用していない「バーン・ノーティス」など9番組、女性やマイノリティ監督の割合が15%以下の「CSI:科学捜査班」「Dr.HOUSE」など16番組をワーストとして批判している。
また、サンディエゴ州立大学のCenter for the Sturdy of Women in Television and Filmの調査によれば、プライムタイムのドラマやコメディ、リアリティ番組の脚本家のうち女性の占める割合は15%で、前シーズンの29%から大幅にダウンしているという。華やかに映る米テレビドラマの裏側で、女性やマイノリティが冷遇されている現実が明らかになった形だ。
関連ニュース





映画.com注目特集をチェック

ファンファーレ!ふたつの音
【本作、良い映画ではないです。最高に良い映画です】“ほっこり系”と油断してた…感情が持ってかれた
提供:松竹

これ観てない人、マジもったいない!!
【夏に観逃したという人へ…】まだ間に合う!むしろ今こそ映画館へ【知れば絶対に観たくなる7の事実】
提供:東宝東和

4歳の息子が誘拐された。
【しかし、誘拐犯が死体で見つかった】警察は息子に疑いを向ける…衝撃の極限ヒューマンサスペンス
提供:東映

個人的・下半期で観たい映画No.1
映画ファンがこぞって「絶対観る」と決めてるの何で!? 全員主役級がクセ激烈の異常者に…
提供:ワーナー・ブラザース映画

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント