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鈴木京香、“重体”の長谷川博己を献身的に看病

2011年7月6日 07:00

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「セカンドバージン」撮影中の鈴木京香と長谷川博己
「セカンドバージン」撮影中の鈴木京香と長谷川博己
(C)2011映画「セカンドバージン」製作委員会

[映画.com ニュース] 鈴木京香の主演映画「セカンドバージン」の撮影現場を、映画.comが独占取材した。映画では、主人公・中村るい(鈴木)がクアラルンプールで鈴木行長谷川博己)と運命的な再会を果たすものの、チャイニーズマフィアの銃弾で行は致命傷を負ってしまう。南国風のセットの病室で、鈴木が包帯を巻かれ身動きの取れない長谷川を献身的に看病する重要なシーンだ。

昨年10月にNHKでドラマ化された同名作の映画化。離婚経験のある出版社の敏腕プロデューサーのるいは、17歳年下のネット証券会社社長の行と知り合い不倫の恋におぼれていく。夫の不倫を知り嫉妬心をつのらせた行の妻・万理江(深田恭子)は、るいに執ような嫌がらせをする……。今作では、ドラマ版のストーリーと本筋は変わらないが、るいと行の出会いをはじめ、それぞれが暮らす部屋もリニューアルされる。さらに、行が撃たれるシーンなど、すべて新たな設定で撮り直す。

映画化に際し、シンガポールだった舞台はマレー語で「泥が合流する場所」という意味を持つマレーシアのクアラルンプールに。現地でのロケは7日間(移動を含め10日間)におよんだ。この日、撮影されたのは、南国風の病院の個室でベッドに横たわる行の顔や胸を、鈴木が丁寧にふき取るシーン。長谷川は、カメラが回っていない状態でも微動だにせず、役に入りきった。

今作が映画初出演となる長谷川は、文学座でのデビューから10年。「僕は映画を見て育って、映画俳優にあこがれて、映画に出たいという気持ちからこの世界に入ったんです」。文学座への入座も「僕が好きな俳優さんが、みんな文学座出身なんですよ。森雅之さん、宮口精二さん、岸田森さん……。そういった方々みたいなムードを持った俳優さんになりたいという思いがあったんです」と振り返る。

鈴木は、そんな長谷川を「行さんがドラマ主演(『鈴木先生』)を経て、ひと回りもふた回りも大きくなって戻ってきてくれました」と頼もしげに見つめる。黒崎博監督は、ドラマ版の1~5話で演出を手がけているだけに「こちらの意見を伝えやすい非常に良い現場ですよ」と笑顔で語った。

セカンドバージン」は、9月23日から全国で公開。

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