「軽蔑」高良健吾、12分間の長回しで“激走”
2011年6月2日 16:36
[映画.com ニュース] 俳優の高良健吾が、鈴木杏とのダブル主演作「軽蔑」のクライマックスシーンで、12分間におよぶ長回しに挑んでいたことがわかった。メガホンをとった廣木隆一監督は長回しが多いことで知られているが、高良は“激走”で応えた。
故中上健次さんの同名小説を映画化した同作は、ギャンブルで借金を重ねる名家のひとり息子カズ(高良)が、周囲の反対や妨害を受けながらも、歌舞伎町No.1のポールダンサー・真知子と愛し合い、命がけの逃避行を繰り広げる姿を描く。
“奇跡”的ともいえる長回しのシーンは、カズが真知子を守るために別れを決意するクライマックスで描かれる。ふたりで駅の改札を走ってくぐり抜け、停車中の電車に乗り込むが、カズは「飲みものを買ってくる」と席を立ちホームの自動販売機へ。電車のアラームが鳴り、真知子を車内に残したまま電車の扉は閉まってしまう。そして、カズが走り去る電車を見送り、覚悟を決めた表情で引き返し駅を出て停車中のタクシーに乗り込むまでで約12分間を要した。
電車でのロケのため、スケジュールの都合でチャンスは1日3回のみ。各回の間隔が2時間近くあったため、全スタッフ、キャストが大きな緊張感をもって臨んだが、一発で廣木監督のOKが出たという。撮影キャメラマンの鍋島淳裕は、カメラを持ちながら走り続け、太陽光のハレーションもフレームに入れながら、車内からタクシーに乗り込むまでを撮り続けた。
「軽蔑」は、6月4日から全国で公開。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

“最高&最幸”の一作!
【過去最高の評価!最も泣いた!】ありがとう、そして…さようなら!? 結末は絶対に観て…!
提供:キノフィルムズ

“ハリポタファン”に熱烈に推したい
【夢のような空間がここにある】GWにぜひ堪能してほしい特別な体験【忖度なし正直レビュー】
提供:ワーナー ブラザース スタジオ ジャパン

たべっ子どうぶつ THE MOVIE
【裏切りすんごい】キッズ向けとナメてたら…全然“甘くなかった”!!嘘やろ、こんな…ええんか…?
提供:クロックワークス、TBSテレビ

地上波では絶対ムリな超過激作
【超暴力的・コンプラガン無視!】狂キャラが常軌を逸した大暴れ!!【敵の事務所にロケットランチャー】
提供:DMM TV

マインクラフト ザ・ムービー
【予想の5倍面白かった】そして、この映画で人生がレベルアップする【息つく間もない“楽しさ”連続】
提供:ワーナー・ブラザース映画

サメ!ゾンビ!ガメラ!
【狂った名作・怪作が無料大量放送】人類終了のお知らせ! ありがとう“GWの夜”が決まった
提供:BS12

なんだこの強烈に面白そうな映画は!?!?
【尋常じゃなく面白そうな6つの魅力】予告だけで「めちゃくちゃ良さそう」が湧き上がる…観なければ!
提供:ディズニー