浅野忠信、観客500人と一緒に「シェー」
2011年4月30日 13:20

[映画.com ニュース] 浅野忠信が故赤塚不二夫さんを演じた「これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫」が4月30日、全国約170スクリーンで封切られ、東京・有楽町の丸の内TOEIで初日舞台挨拶が行われた。浅野をはじめ、堀北真希、阿部力、木村多江、いしだあゆみ、佐藤英明監督が登壇した。
原作は、小学館に36年間勤務し、200人以上の漫画家を世に送り出してきた名物編集者・武居俊樹さんの著書「赤塚不二夫のことを書いたのだ!!」。武居さんが“ギャグ漫画の天才”と呼ばれた赤塚さんと出会い、名作「レッツラ・ゴン」を生み出す過程を軸に、赤塚さんのハチャメチャな生き方とその実像を描く。映画化に際し、武居さんを女性に置き換え、堀北が担当編集者から有能なパートナーへと成長していく武田初美役を演じた。
以前から赤塚さんの大ファンだった浅野は、「僕にとっては特別な映画。現場でどんな要求があっても、“ノー”はありえなかった。それは赤塚さんを否定することだし、僕自身、赤塚さんを演じることで自由になって、リセットできた」。撮影初日にはスタッフ全員で「シェー」ポーズをして一致団結したといい、「今日はぜひ皆さんと一緒にシェーをしたい」と客席にリクエスト。約500人の観客が一斉に、「シェー」ポーズを披露すると「最高ですね」と満開の笑顔だった。

一方、堀北は「武居さんがそうだったように、私も赤塚さんを演じる浅野さんに影響されて、変わっていった。出来上がった作品を見たら『これ、自分かな?』ってびっくり。皆さんにも同じ感覚を味わってほしい」とすっかり“赤塚マジック”に魅了された様子。「きっと赤塚さんは甘え上手だったんだと思う。私自身は甘えるのが下手なので、うらやましい」と語った。初メガホンの佐藤監督は「赤塚さんの漫画同様に、映画では浅野さんや堀北さんに、今まで誰も見たことがない演技をしてほしかった。皆さんが120、150、いや200%で応えてくださった」と感慨深げだった。
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