「赤ずきん」映画化、ディカプリオ本人が提案
2011年4月22日 13:01

[映画.com ニュース] グリム童話として有名なおとぎ話のその後を描き、レオナルド・ディカプリオが製作を手がけた映画「赤ずきん」。映画化はディカプリオ自身の提案だったことが、映画.comの取材でわかった。
2001年に製作会社アッピアン・ウェイを設立したディカプリオは、同社での新企画を考える中で「『赤ずきん』なんてどうだろう? 誰もやったことがないし、手をつけていない数少ない話のひとつじゃないかな」と提案したことから企画が進み、自らがプロデューサーとなって本作に参加したという。
メガホンをとった「トワイライト」のキャサリン・ハードウィック監督は、「このおとぎ話の根っこにある不吉さが、ファンタジー・スリラー映画にピッタリなの」とディカプリオのアイデアに太鼓判を押す。
美しい大人の女性に成長した赤ずきん、バレリー(アマンダ・セイフライド)は、幼なじみのピーターと、親が決めた婚約者の2人の男について葛藤(かっとう)する。親の反対を押し切りピーターと駆け落ちすることを決めた矢先、バレリーの姉が何者かに殺される事件が発生。魔物ハンターのソロモン神父は、満月の夜にオオカミに変身する人狼の仕業だという。
またハードウィック監督は、「私たちのほとんどは、道徳的でない要素をそぎ落とされたバージョンの『赤ずきん』を読んで育ったけれど、もともとの話はもっと不穏な要素があるのではるかに興味深い。少女が森の中にひとりで入っていくとオオカミがつけ回し、そして話しかけるというアイデア……。幼い子どもが読めばこのストーリーにはひとつの意味しかないかもしれないけれど、大人になってから読み返すと、まったく違う意味でひかれるの」と創作意欲を刺激されたことを明かしている。
「赤ずきん」は、6月10日から全国で公開。
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