「大韓民国1%」主演女優イ・アイは日本留学中「胸にグッとくる」
2011年3月5日 14:51

[映画.com ニュース] 映画「大韓民国1%」が3月5日に公開初日を迎え、主演のイ・アイ、ソン・ビョンホ、キム・ミンギ、キム・ウォンソク、チェ・ウジョンは、東京・シネマート新宿で舞台挨拶に立った。
韓国軍の中でも精鋭が集まる海兵隊で、約1%の超エリートしか入隊が許されない特殊捜索隊に、初めて女性士官として配属されたイ・ユミが、周囲の好奇の目や男女差別に負けずに活躍する姿を描く。
イ・ユミ役のアイは現在、日本大学芸術学部に留学中。今後、日本での活動も視野に入れているという期待の新鋭で、「観客としてこの映画館で映画を見ていたので、ここで自分の映画が上映されるというのは、胸にグッとくる」と笑顔を浮かべた。韓国から駆けつけた名優ソン・ビョンホらも、アイに負けじと覚えたての日本語を披露したが、アイは「まだまだですね」と余裕の表情だ。
ユミの上司にあたる中佐を演じたビョンホは、編集中に倒れ完成を前に昨年2月に他界したチョ・ミョンナム監督をしのび、「本当にパワフルな方でした。無から有を生み出すというのは難しいことですが、監督を中心にして力を合わせ、こうして作品をつくることができて誇りに思います」と語った。
軍隊経験がなく「軍人のしぐさを身に着けるのは大変だった」というユミを尻目に、ミンギは「実際の兵役のときも、女性の上官がいたのでそのことを思い出しながら自然に演じられた」と振り返った。同じく兵役経験者のウジョンは、「僕は軍では幸運なことにメディカルスタッフに配属されたので、実は銃よりも注射を打つことの方が多くて楽でした(笑)。今回の映画での訓練の方が厳しかったです」と明かし、笑いを誘っていた。
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