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「マイケルの声に大幅なデジタル加工」とプロデューサーが暴露

2010年12月16日 12:53

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声の違いは制作過程に起因していた
声の違いは制作過程に起因していた
写真:アフロ

[映画.com ニュース] 故マイケル・ジャクソンさんのニューアルバム「MICHAEL」を手がけた大物音楽プロデューサーのテディー・ライリーが、 同作のマイケルさんの声に大幅なデジタル加工を行ったことを明らかにした。

同作に関しては、マイケルさんの子どもや姉のラトーヤ・ジャクソンら遺族から「本人の声ではない」との声が次々とあがり、疑惑が深まっていた。米ハリウッド・レポーター誌によれば、ライリーは「私は、彼の声に大幅な(デジタル)処理を施さなければならなかった。これが、本人の声かどうかの信ぴょう性が疑われている原因です。私たちは彼の声を、実際に音楽の中で生かさねばならなかったのです」と語っている。

ライリーは、同作のプロデューサー陣がメロダインと呼ばれる技術を用いて、楽曲のキーとマイケルさんの生声を調和させたと説明。「私たちがしたことを心から申し訳なく思っていますが、それでもあなたたちが聞いているのは、本物のマイケルの声なのです」と訴えた。

「素晴らしい素材だとわかっていたから、世に出さねばと思ったのです。彼は偉大な人間ですから、伝説を続けていく必要がある」と話すライリー。さらに、「まだ残っている素材があります」と、新たな未発表曲の発売も示唆した。

ライリーは、ジャクソンさんの大ヒットアルバム「デンジャラス」のプロデューサーも務めた。ニューアルバム「MICHAEL」は、12月15日に全米で発売されている。

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