“愛犬家”勝地涼、本番直前まで「待て」「お座り」
2010年12月9日 12:21
[映画.com ニュース] 勝地涼主演で、第2次大戦下の軍犬と兵士の心の交流を描くNHKのスペシャルドラマ「さよなら、アルマ 赤紙をもらった犬」の発表会見が12月8日、都内・同局で行われた。大の愛犬家だという勝地は軍犬訓練士役。犬との共演を振り返り「直前まで『待て』『お座り』と世話をしながら、本番では(自分も犬も)感情を高ぶらせて演技しなければいけなくて……。切り替えが大変だった」と苦労話を語った。
また、勝地は「戦争って教科書とかで読むと何万人死んだとか悲しいことばかりが先行してしまうけれど、ドラマを演じて1人1人の歴史を感じた。そこには当たり前のように笑顔があったことにも気づいた」とアピール。
ヒロインの女教師を演じた仲里依紗も“愛犬家”。「私は家でワンちゃんを抱っこしながら泣きながら見た。皆さんも涙を流しながら見てほしい」と話した。
会見には、2人を含めキャスト総勢13名が出席。勝地をはじめ、玉山鉄ニ、小泉孝太郎、池内博之、やべきょうすけら兵士役の男性陣は凛々しい軍服姿を披露した。
同ドラマは、軍犬と兵士たちの友情物語を通して、動物と人間の関係から戦争の悲惨さを問う作品。主題歌は井上陽水が書き下ろした「覚めない夢」。放送はNHK総合で12月18日21時より。
また、子役で出演する加藤清史郎メインで、子ども向け関連番組「アルマの伝説」も製作。NHK教育で12月13~16日に放送する。(映画.com×文化通信.com)