バナナマン設楽統、監督から居眠り暴露され冷や汗
2010年11月8日 13:01

[映画.com ニュース] 人気お笑いコンビ「バナナマン」の設楽統が映画初主演を果たす「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」が11月6日、全国5スクリーンで封切り。設楽をはじめ、片瀬那奈、鈴木砂羽、「バナナマン」の日村勇紀、豊島圭介監督は、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で初日舞台挨拶に登壇した。
三流ライターのタモツ(設楽)が、裁判映画の脚本を書くために生まれて初めて裁判所に足を踏み入れ、法廷で繰り広げられる予想外な人間ドラマを目の当たりにする。原作は“傍聴ブーム”を巻き起こした北尾トロの同名エッセイ。
設楽は「なんで、なんでってマネージャーにキレ気味で聞いたくらい。ドッキリかと思ったほど」とオファーを受けた当時を述懐。「違う畑なので緊張しちゃって」と告白するも、「オレ、出っぱなしですから、ありがたい話ですよ。正直、撮影は終わってほしくないくらい」と俳優業を楽しんだ様子だ。
豊島監督は、「裁判の様子を傍聴し、ニヤって笑う映画。物語としてつくりづらい面もあったが、設楽さんが主演だったから映画としてきちんと成立した。素のままで撮影に臨めるのは才能」と大絶賛。しかし撮影中、設楽が居眠りしていたと暴露すると、設楽本人は思わず冷や汗。「指示されても、その通りにはできないから、最初から監督には何も聞かなかった」と“自然体”の理由を説明した。
ヒロインの検事・長谷部真理を演じた片瀬は、「個性的なキャラクターがたくさん。とても面白く裁判を見られる作品なので、傍聴席を疑似体験し、人の心をのぞいてください」とアピール。鈴木は、撮影初日を「朝からテンションの高い芝居で正直、機嫌が悪かった(笑)」と振り返ったが、「芝居を始めたらどんどん勢いが出てきた。あまり見たことがない不思議な作品に仕上がったと思う」とこちらも出来映えに自信をのぞかせた。
日村は痴漢で逮捕された被告役で出演。相方の映画主演に「あんまり遠くに行かないで」と格差の広がりに戦々恐々だったが、「チカン役はぜひやってみたかった」とまんざらでもない様子。検事役の片瀬との共演にも「きれいな人からビシビシ言われるのは基本快感」と本音をもらした。
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