ゴダールの授賞式欠席が決定 米アカデミーの説得むなしく
2010年10月27日 11:31

[映画.com ニュース] 米映画芸術科学アカデミーは10月25日、ジャン=リュック・ゴダール監督が、11月13日に行われるアカデミー名誉賞の授賞式に出席しないことを正式に発表した。
アカデミー側は、かねて欠席を表明していたゴダール監督に対し、2カ月にわたる「誠心誠意」の交渉を行い、出席を促したが、願いはかなわなかった。授賞式では、ゴダール監督のトリビュート映像が、業界関係者のコメントとともに流れる予定だ。
欠席の明確な理由は発表されていないが、ゴダール監督の妻アンヌ=マリー・ミエビルは9月上旬、「ジ・オーストラリアン」紙に、渡米したがらない理由として79歳という高齢とともに、名誉賞の授賞式がテレビ中継されないことをあげていた。「最初、彼はアカデミー賞本番の授賞式で受賞すると思ったようですが、後になって名誉賞の授賞式は11月13日だと知ったようです。彼は、これではオスカーじゃないと言っていました」
アカデミー側によると、ゴダール監督は同賞に対する感謝と、同時受賞するフランシス・フォード・コッポラ監督、ケビン・ブラウンロー監督、米俳優イーライ・ウォラックへの敬意を繰り返し表していたという。授賞式後、オスカー像がスイスに住むゴダール監督のもとに送られることになっている。
関連ニュース





映画.com注目特集をチェック

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

すさまじい“魂震作”だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント