ゴダールがアカデミー授賞式を欠席
2010年9月7日 16:08
[映画.com ニュース] 米映画芸術科学アカデミーは、ジャン=リュック・ゴダール監督にアカデミー賞名誉賞を授与すると発表したが、ゴダール監督は、アメリカで行われる授賞式には出席しない意向だという。
ゴダールの妻アンヌ=マリー・ミエビルが、「ジ・オーストラリアン」紙に明かしたもので、ゴダールが渡米したがらない理由として、79歳という高齢とともに、名誉賞の授賞式はテレビ中継が行われないことをあげている。
「最初、彼は(来年開催される)アカデミー賞本番の授賞式で受賞すると思ったようですが、後になって名誉賞の授賞式は今年11月13日に行われることを知ったようです」と語っている。「彼は、これではオスカーじゃないと言っていました」
自らハリウッド嫌いを公言してきたゴダール監督だが、ミエビルによれば今回の欠席は同賞を拒絶するものではなく、監督はアカデミーのオファーに対し、代わりの出席者を送る可能性があると返答しているという。