「HEROES」マシ・オカは「ワーカホリックな典型的日本人」
2010年7月16日 14:57

[映画.com ニュース] 人気TVシリーズ「HEROES/ヒーローズ」のファイナル・シーズンが、スーパー!ドラマTVで独占日本初放送される。特殊能力に目覚めた人々が、戸惑いながらも自らの運命を受け入れ、核爆発や新型ウイルスといった危機から世界を救う物語。テレポート能力を持つアニメオタクの日本人ヒロ・ナカムラ役でブレイクした俳優マシ・オカに話を聞いた。
2006年に米NBCでスタートし、高視聴率を記録した人気SFシリーズがついに完結。マシ・オカにとってファイナル・シーズンは、これまで以上に満足のいく仕上がりになったと語る。「いつもはお調子者のヒロだけど、ファイナル・シーズンでは生死をかけた戦いを繰り広げます。この展開を知ったとき、死を軽く扱わないでほしいというのが僕のいちばんの願いでした。シーズン1~3では、いろんなキャラクターが死んではすぐ生き返っていましたが、今回、ヒロが命がけの決断をするのならば、きちんと死の重みを描かないと視聴者に失礼だと思ったので、その点だけは僕から脚本家チームに伝えました」
ヒロが話す日本語のセリフは、マシ・オカが「日本人の視聴者にウケてもらえるように」との心配りから、自分で翻訳を手がけてきた。結果、「ヤッター!」などのフレーズはアメリカのファンの間でも話題になり、ヒロの人気も急上昇。シリアスなドラマのなかで、時おりホッと笑わせてくれる貴重な存在となった。
ファイナル・シーズンでは、「ヒロのコメディタッチな部分を守りつつ、重大な決断をした彼のキャラクターに深みを与える、そのバランスを表現するのが役者として挑戦だった」という。キャストとして「プリズン・ブレイク」の俳優ロバート・ネッパーがメンバー入りし、「魅力的な悪役が登場したことで、ドラマに新たなエネルギーが加わった」そうで、壮大なストーリーの結末に注目が集まる。
クリエイターとしても活躍するマシ・オカは、「HEROES/ヒーローズ」終了後も多忙を極めており、現在は自らの発案による複数の企画の準備段階にあるという。「今は脚本執筆に集中しなければいけない時期です。テレビを見ていてもつい仕事目線になってしまって、そういう部分は典型的な日本人、ワーカホリックです。アメリカのドラマは時間をかけてじっくり見ないといけないので息抜きにならない。日本のバラエティ番組の方がリラックスできますね」
先日、吉本興業グループのよしもとクリエイティブ・エージェンシーとアドバイザリー契約を締結。その背景には、日本とアメリカの文化の架け橋になりたいという強い願いがある。「日本ならではのユニークな感覚を、アメリカの映画やドラマ、バラエティ番組にどう反映できるか考えながらプロジェクト開発しているところです。僕がアメリカの制作側にいることによって、日本の頭脳とアメリカの頭脳を結び付けて、何か面白い化学反応を生み出したいですね。日本らしさを守りつつどう商品化するか、僕のノウハウが役立てばいいなと思っています」
「HEROES/ヒーローズ」ファイナル・シーズンは、7月20日火曜日午後10時からスーパー!ドラマTVで独占日本初放送スタート。
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