中江裕司監督が2人の女優を「野性派」と分析。「真夏の夜の夢」初日
2009年7月27日 12:00

[映画.com ニュース] 「ナビィの恋」「ホテル・ハイビスカス」など、沖縄を舞台に映画を製作する中江裕司監督の最新作「真夏の夜の夢」が7月25日に公開初日を迎え、東京のシネマート新宿で出演者の柴本幸、蔵下穂波、照屋政雄、中江監督による舞台挨拶が行われた。
本作は、シェイクスピアの同名喜劇の舞台を沖縄の離島に移し変えたドタバタ・ラブコメディ。恋に疲れて東京から故郷の世嘉冨島に戻ってきたゆり子(柴本)が、幼い頃から見守られてきた精霊(キジムン)のマジルー(蔵下)と再会し、恋の騒動に巻き込まれていく。
舞台挨拶は民謡歌手でもある照屋政雄が弾く三線にのって軽快にスタート。中江作品に初めて参加した「お嬢さま」の柴本(父が柴俊夫、母が真野響子のひとり娘)は、「沖縄は暑くて大変でしたけど、最後はサルのようになって遊んでいました」と現場を楽しんだことを明かすと、すかさず中江監督が「彼女、上品そうに見えるけど、実は動物みたいで野性的です」と暴露。「動物が60%、キジムンが30%、人間が10%(笑)。でも動物性がないと、ゆりこ役はできなかったから適役でした」とフォローしたが、ゆりこを守護する精霊役の蔵下については「キジムン80%、動物20%、人間ゼロ!」と容赦ない発言で観客を笑わせた。
映画で描かれるキジムンは、沖縄や奄美の島々ではガジュマルの木に宿るといわれる精霊。沖縄在住の照屋は「昔はよく見かけたけど、最近はゴルフ場建設など開発が進んで少なくなっている。心の清い人でないと見られません」と秘話を明かした。
トーク終了後、「ポップオペラ」で大人気であり、本作のエンディングテーマを歌った歌手・藤澤ノリマサが花束贈呈に登場。最後は登壇者全員と観客が一体となって沖縄の踊り・カチャーシーを踊り、沖縄ムード一色で大盛況のまま舞台挨拶が終わった。
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