リーアム・ニーソン、妻ナターシャ・リチャードソンの死後初めて心境を語る
2009年5月11日 12:00
[映画.com ニュース] 俳優のリーアム・ニーソン(56)が、このほど出身校である北アイルランドのクィーンズ大学から名誉博士号を受け、5月6日、ニューヨークの英国総領事館で行われた授与式に出席した。
ニーソンにとっては、今年3月、14年間連れ添った愛妻ナターシャ・リチャードソン(享年45)を不慮の事故で亡くして以来となる公の場でのスピーチ。緊張した面持ちのニーソンは、大学時代の思い出を話したのち、そこで得た教訓に託して亡き妻への想いを語った。「結局のところ、大学という存在が学生たちに送っているメッセージとは、『今こそ先に進みなさい』というものだと思う。私もかつてそうしてきたし、今現在も先に進もうと努力している」
さらにニーソンは、アイルランドの詩人ポール・マルドゥーンの次のような言葉を引用して観衆の感動を誘った。「芸術は、痛みと苦難、そして深い悲しみから生まれる。それは、雨に濡れて鉛色をした屋根のなかでひときわ輝く金色の聖堂のような、人間の魂の記念碑なのだ」
また、式にはニーソンとナターシャさんの2人の息子、マイケル君(13)とダニエル君(12)も出席。見慣れないローブ姿の父親を見てくすくす笑う息子たちに向って、ニーソンがウィンクを返すといった微笑ましい光景も見られた。
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