嵐を呼ぶ!ウィル・スミス。突風で車を吹き飛ばし「これが僕のパワーだ」
2008年8月22日 12:00
[映画.com ニュース] ウィル・スミスは本当にスーパーパワーを持っていた!? 8月21日、東京・後楽園のJCBホールで行われたウィル・スミス主演作「ハンコック」(8月30日公開)のジャパンプレミアで、それを実証(?)する珍ハプニングが発生した。
本作は、不死身のスーパーパワーを持ちながらも、ヒーローらしい態度で振る舞えず、市民から嫌われているジョン・ハンコックが、やがて愛されるヒーロー目指して成長していく姿を描いたアクション大作。
この日予定されていたジャパンプレミアでのイベントは、ハンコック役のスミスと共演のシャーリーズ・セロンが屋外のレッドカーペットを歩き、さらに実物大の車のオブジェを、スミスが映画さながらの怪力で投げ飛ばすというパフォーマンスを披露するというものだった。
ところが、スミスが会場に到着した途端に、関東地方に停滞した低気圧の影響で雲行きが怪しくなり、強風が吹きすさんだ。スタッフが慌てて車を抑えるものの風は止まず、バリバリと大きな音を立てて車は一瞬にして粉々に崩壊。この日のためだけに作られた、ドイツ製の数千万円もする精巧な車のオブジェは、本来の役目を果たすことなく吹き飛ばされていったのだ。この事態に配給会社ソニー・ピクチャーズのスタッフは真っ青だったが、当のスミスは「これが僕のスーパーパワーだ」とどこ吹く風。どちらにしても、結果的にはプレミアは大きく盛り上がった。
イベントの最後には、“嫌われ者のヒーロー”つながり(?)で、横綱・朝青龍関が応援に駆けつけ、「僕も最後には愛されるようになれればいい」と、自虐的なコメントで盛り上げた。