ビリー・ジョエルとポール・マッカートニー公演でシェイ・スタジアムに幕
2008年7月24日 12:00
[eiga.com 音楽ニュース] MLBニューヨーク・メッツの本拠地として知られるシェイ・スタジアムは、ビートルズが演奏した日以来、コンサート会場としても親しまれてきたが、老朽化により09年に取り壊されることが決定している。同スタジアムで先日、“Mr.ニューヨーク”ことビリー・ジョエルが最後のコンサートを行い、2夜にわたる公演は熱狂の渦に包まれた。
7月16日の初日、ジョエルのステージには、トニー・ベネット、ジョン・メイヤー、ドン・ヘンリー(イーグルス)、ジョン・メレンキャンプといった豪華な顔ぶれが次々に現れたが、19日の最終公演はさらに華やかに。16日に続いての出演となったトニー・ベネットをはじめ、カントリー界のスーパースター、ガース・ブルックス、スティーブン・タイラー(エアロスミス)、ロジャー・ダルトリー(ザ・フー)、そしてポール・マッカートニーまで登場した。
2度目のアンコールで姿を見せたマッカートニーは、「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」をジョエルと共演して一度ステージ裏に戻ると、最後に再び登場し「遠い昔にビートルズで幕を開けたシェイの歴史に、ビリーと一緒に幕を下ろすためにやって来たんだ」とコメント。1965年8月15日にシェイ・スタジアムで初のコンサートが行われてから43年、ラストソングとなったのは、マッカートニーとジョエルと5万5000人の観客による「レット・イット・ビー」だった。
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