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クールなのにエッチな暴走キャラを安良城紅が熱演「ブラブラバンバン」

2007年11月29日 12:00

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「スウィングガールズ」を超えるか? (左から)近野成美、安良城紅、足立理
「スウィングガールズ」を超えるか? (左から)近野成美、安良城紅、足立理

[映画.com ニュース] 99年から「週刊ヤングサンデー」で連載され、人気を博した柏木ハルコの同名漫画を映画化した「ブラブラバンバン」が完成。11月28日、東京・新橋のスペースFS汐留にて完成披露試写会が行われ、主演の安良城紅、足立理近野成美草野陽花監督が登壇した。

本作は、気持ちの良い音を聞くと興奮して暴走しまうという特異体質の女子高生・芹生(安良城)と出会った男子高校生が、ブラスバンドのメンバーを募り、吹奏楽の甲子園“普門館”を目指すという青春バンドムービー。

映画初出演にして主演を飾った安良城は、「芹生は多重人格的なところがあるので、いろいろな表情を見せないといけないのが大変だった。特に、無表情なところと暴走するところのギャップを出すのが難しかった」と、苦労した点を語った。

ブラスバンドシーンの撮影のために、それぞれ担当楽器の自主練習に励んでいたそうで、「ホルンは指で覚えられたが、指揮は本当に難しかった」(安良城)、「映画を良くしたいという思いでみんな練習していた。その気持ちが映画に表れていると思う」(足立)、「一緒に練習しようと声をかけてくれて、1人じゃないと感じた。友達の大切さを学んだ」(近野)と、撮影を振り返った。

また、漫画特有の特異な設定について、草野監督は「男性のリビドー(欲求)については理解できるが、女性のリビドーについてはよく分からない。その上、芹生のリビドーは音楽によって誘発されるとある。素晴らしい原作だが、正直、奇妙奇天烈で“なんじゃこりゃ?”と思った。そんなある時、芹生はモンスターであり、最後にブラスバンドと一致団結することによって昇華し、普通の女の子に戻るのだと気づいた」と熱っぽく語り、「最後の演奏シーンを観るだけでも価値がある。皆にも感動してもらえるはず」と、自信のほどを語った。

ブラブラバンバン」は、08年3月全国公開。


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