盗撮は犯罪!「映画盗撮防止キャンペーン」6月30日から実施
2007年6月25日 12:00

[映画.com ニュース] 「映画盗撮防止法」が8月30日に施行されるにあたり、「夫婦50割引」「高校生友情プライス」などこれまで様々なキャンペーンを行ってきた「映画館へ行こう!」実行委員会が、新たに「映画盗撮防止キャンペーン」を実施することとなり、6月21日、東京・丸の内の東京會舘にてキャンペーン概要についての記者会見を行った。
「映画盗撮防止法」は、いかなる目的であっても、映画の盗撮、複製を禁止し、違反者に対して10年以下の懲役、もしくは1000万円以下の罰金、あるいはその両方を罰則として科すというもの。
「映画館へ行こう!」実行委員会の岡田裕介委員長によると、「今までにも盗撮をやめるように呼びかけてきたが、スクリーンを撮ること自体が犯罪ではなかったため、個人で楽しむことを理由にまかり通ってしまっていた。それらが組織的に複製、販売され、あるいは愉快犯的にインターネットにアップロードされ、年間で200億円もの損失を出している」とのこと。
さらに、「今までは他のお客様に迷惑がかかるから、と事後に声をかけていたが、施行後は発見次第、退席、確保ということになる。また、劇場入場の際に荷物チェックをする場合もある」ことから、「お客様の協力なくしてはできない」としており、そのためにも「映画盗撮防止法」を広く知ってもらい、理解を得るために、全劇場、全スクリーンでキャンペーンCMを上映、ポスターやステッカーを貼り出すとしている。
「映画盗撮防止キャンペーン」は6月30日より全国で実施。
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