安倍首相の母来場「子宮の記憶/ここにあなたがいる」試写会
2006年12月26日 12:00
映画は、17年前に起こった新生児誘拐事件の被害者の少年が、自分を誘拐した女性に素性を隠して会いに行き、やがて2人の間に親子とも恋人ともいえない愛情が芽生える様を描く。裕福な家庭に育ちながらも、世間体ばかり気にする親といつも衝突している主人公は、現代社会を象徴するようなキャラクター。若松監督は「親子間の事件が頻発している今こそ、この映画を作らないといけないと感じた。現代の諸問題が詰まった映画なので世代を問わず見てほしいが、特に母親に見てほしい作品」とコメント。
舞台挨拶終了後、安倍晋三首相の母・洋子さんと、元農林水産大臣加藤六月の妻・睦子夫人が花束贈呈に駆けつけた。洋子さんは「問題を抱える今の時代に、色々と考えさせられる作品だと思う」と本作にエールを送った。
「子宮の記憶/ここにあなたがいる」は07年1月13日よりロードショー。