母の愛は海より深し。「ブリジット」主演女優にインタビュー
2005年4月5日 12:00

別れた男に夫を殺され、失意のうちに酒浸りの日々になり、やがて母親失格の烙印を押されてひとり息子も里子に出されてしまう……。そんな転落人生をたどりながらも、「いつか息子を取り戻し、一緒に暮らす」という夢を支えに力強く生きる女性の姿を描いた「ブリジット」で、タイトルロールを演じたアンナ・トムソンが来日し、インタビューに応じた。
本作は「ファーストフード・ファーストウーマン」などで知られるアモス・コレック監督作品で、トムソンとコレック監督のコラボレーションはこれで4度目だ。「彼とは本当にいいパートナーシップを築いているわ。ほとんど全てにおいて同じ意見なの。彼は監督として、私は俳優として、お互いに役割を分担して助け合いながらとても上手くやっているの。夫婦でもないのに、こんなに上手くやってこられたことはとても珍しいと思う」
今回はこれまでのコレック作品の中で一番親近感を持った役だというが、そのことを「ブリジットは、とにかくあきらめないの。必死であるがゆえにばかげたこともしてしまうけど、どんな時でも目標のために努力している部分は自分に近いと思ったから」と語る。
同じ“母”として、そんなブリジットを良い母親だと思う?「一般的なイメージでは、家にいてクッキーを焼いてあげるような母親像が理想的かもしれないけれど、全ての母親がそんなことが可能ではないわ。本当に子供を愛しているかということは、自然と子供に伝わるものだし、何をしてでも子供を守る……というのが、良い母親だと思う。そういった意味では彼女はとても良い母親だと思うわ」
母の愛は海より深いというように、彼女が体当たりで演じた母親像を確認してほしい。4月9日より、ヴァージンTOHOシネマズ六本木ヒルズほかにて公開。
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