ウェブ発。岩井俊二3年ぶりの長編「花とアリス」完成会見
2004年2月17日 12:00
人気菓子キットカットの日本発売30周年を記念して製作、昨年3月から12月までウェブ上で公開され約300万という配信数を記録した岩井俊二監督のショートフィルム「花とアリス」に大幅にエピソードを追加した劇場版長編映画が完成。2月17日、ル・テアトル銀座(東京・銀座)にて会見が行われ、岩井監督、主演の鈴木杏、蒼井優、郭智博が作品の魅力を語った。
若い出演者たちは口々に憧れの岩井作品に出演できた喜びを語り、それぞれ「とてもピュアな2人の女の子の話」(鈴木)、「本当に楽しい作品」(蒼井)、「温かい癒し系の作品」(郭)と作品の持つ温かさを強調。一方、岩井監督は「花という女の子の視点だけから語られたショートフィルム版と違って、アリスと宮本の言い分も加わった映画版で実際の物語を分かってもらえるはず」と作品の世界がより深くなっているとアピールした。時の人、広末涼子をはじめ、多数出演しているという豪華共演陣にも注目。3月13日よりロードショー。