メル・ギブソンの問題作にローマ法王が太鼓判
2003年12月23日 12:00

イエス・キリストの最後の12時間を描いたというメル・ギブソン監督作「ザ・パッション・オブ・クライスト」が、バチカンで上映された。同作は、キリストの死に対する責任をユダヤ人に押しつけているため、反ユダヤ主義を招く恐れがあり、また、宗教間の対立をあおる危険があるとしてキリスト教・ユダヤ教両方の関係者から強く非難されていた。しかし、作品を鑑賞したローマ法王ヨハネ・パウロ2世は、同作がキリストの死について正確に描いているとコメント。試写に訪れた多数のバチカン関係者も「反ユダヤ主義的なものは全くなかった」とコメントしているという。これまで物議を醸していた同作だが、ローマ法王の太鼓判を得たことで、今後はスムーズに宣伝展開できそうだ。全米公開は、キリスト教の復活祭に向けた「四旬節」の最初の日、「灰の水曜日」にあたる2月25日に予定されている。
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