「ブラックホーク・ダウン」、モデルの兵士はレイプ犯だった!

2001年12月25日 12:00


アカデミー賞の呼び声高いリドリー・スコット監督の最新作「ブラックホーク・ダウン」にスキャンダルが発覚した。同作は92年のアメリカ軍のソマリア侵攻の実話をもとにしているのだが、ユアン・マクレガー演じる兵士のモデルとなった男が、児童強姦の罪で服役中であることが明らかになったのである。アメリカ陸軍兵ジョン・ステビンス(36)は、2000年6月、12歳以下の少女をレイプした罪で懲役30年を言い渡されていたが、軍はこの事実を隠し、原作本と脚本を執筆したマーク・ボウデンにキャラクター名を変えるように圧力をかけていた。その結果、マクレガーのキャラクター名は、ジョン・“グライムス”と変わっている。映画の中でマクレガーの役はヒーローとして描かれているため、「ブラックホーク・ダウン」は大きなダメージを受けたことになる。撮影スタッフの中でこの真相を知っていたのはボウデンのみで、ユアン・マクレガーはおろか、プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーリドリー・スコット監督にも一切知らされていなかったという。

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