成人指定作品、再編集を回避し、ガードマン付きで上映
2000年10月10日 12:00
「π」のダーレン・アロノフスキー監督の新作「Requiem for a Dream」は、そのドラッグ描写やレズビアンのセックスシーンから「NC-17」(成人指定) のレイティングになった。17歳以下の観客が観られないというこのレッテルを貼られると、興行的には大ダメージとなり、いままで成功した作品は皆無。たいていは問題のシーンを再編集してR指定まで下げるように努力するものだが、監督のクリエイティビティを優先する配給元のアーティザンは別の道を取った。「Unrated」(未指定) として独自上映するのである。しかし、世間の批判を避けるために、ガードマンを雇って17歳以下の観客を入れないよう自主規制するのだという。