ある閉ざされた雪の山荘でのレビュー・感想・評価
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主題歌の歌詞の通り…
気になるところはいくつかあったけど主演の重岡さんの演技がめちゃくちゃ好きだったな…特に貴子を部屋に入れて2人で話したあとの、目の奥の感情が上手く読み取れなかったけど、逆にそこで久我に対しての興味をひかれたな……。
でも結局あれは最初から最後まで久我が作り上げた演目なような気もするし、ただ部外者の役を演じていたのか…?主題歌の歌詞の「どこからどこまでフィクション?」とあるように、各々の解釈に委ねられてる結末もそれはそれで面白い。また観に行きます。
期待はずれ
本年一作目の鑑賞でしたが、ミステリーと喧伝していた割には結末や犯人のヒントも早々に提示され、特に感動も衝撃もないまま長々と学芸会的エピローグを見せられた印象。
重岡大毅さんの演技は役に自然な印象、岡山天音さんも好演の印象でしたが、中条あやみさんは転職CMのままの棒立ち演技。森川葵さんは”実力レベチの名女優”という設定に無理があるのか、やたらと重苦しく感情的に大声を出すだけで痛々しい感じがしました。
原作は未読ですが、トリックや謎をストーリーに埋め込もうとすることが前面に立ち過ぎていて、全体的に見ると違和感の多いシナリオであると感じました。
誰かが何かを間違えた感がある
微妙な仕上がりなんだよね。
原作・東野圭吾が良くなかった可能性はある。そこは捨てきれないけど、さすがにここまでヌルい話は書かないと思うの。
監督の飯塚健さんもいい作品撮ってるから大丈夫と思う。
脚本の加藤良太さんがどうなのか知らないけど、公式ホームページは『監督・脚本 飯塚健』だから、そんなに書いてないのかな。
色んなギミックがことごとく外してる感じがするんだよね。
監視カメラ映像をすごく使うんだけど、それによる不穏さとか出てこないの。誰視点なのか最後に分かるんだけど、分かったとて……という感じ。
天井に文字を浮かべて音声合成で読み上げてるのもなんだかなあ。文字のフォントは二種類混ぜてるけど、そのセンスもどうであったか。
役者の良さもほぼ活きてないの。このキャスティングでこの話は難しかったのでは。
そこまでメジャーじゃない劇団の俳優さんでやった方が、リアル感がでたんじゃないかと途中で思ったもん。
『水滸』っていう劇団で主演を取るためだけに、ここまで必死になるかなあとも思うのね。
「この劇団で主演はったらすげえぜ!」って宝塚歌劇団しか思いつかないんだけど。
解決編では犯行の動機が語られるんだけど、これ、どっちかっていうと逆恨みだよね。
恨まれる方は、そこまで悪いことしてないと思うよ。
原作ではもう少し納得感あるのかな。脚色で悪くしてる気もする。
ほぼ観るべきところがない作品なんだよね。
これだけの役者を集めて、この作品を作ってしまったら、スタッフの誰かが懺悔の涙を流してるんじゃないかとすら思ったもん。
でも、ミステリの映像化が、多分、難しいんだね。
オドロオドロしい雰囲気出さなきゃいけないから、そんなにコメディタッチでもいけないし。かといってシリアスにいっても、そこまで強いストーリーではない。
金田一耕助を見事に映像化した市川崑とか、ほんとに巨匠だったんだな。
演技の演技。
劇団に所属する俳優の卵男女7人に起こる話。
新作舞台の最終オーディションで合宿する事になった7人、合宿所につくと「閉ざされた山荘」というシチュエーションで、演技審査が監視カメラ越しに観られて始まるが…。
今が旬の俳優さん達で固められた本作だけど、作品は飽きずに観れたんだけど、何だろ!?面白くもなく、つまらなくもなくって感じで正直普通って印象しかないですかね個人的に。
岡山天音さんの特長あるオカッパヘアーはある意味一番印象的かも!(笑)
ただラストの終わり方「ある閉ざされた雪の山荘で」の舞台って形にすり替えた演出は憎かった!
え、これで終わり?
東野圭吾原作と聞き鑑賞。元の小説は未読。
全然入り込めなかった。。
ネタばらしされてもすっきりしなくて、
もう一捻りくると身構えてたのに終わってしまい消化不良。
そもそも、東郷と本多がグルじゃないと実現しないと思うんだがその辺の説明はなし。。
最終的にオーディション参加者の全員が舞台に上がるのも、じゃぁ何のための選考?ってなったし、
麻倉もちゃっかり舞台にいていい話風にしてるけど、あなた三次選考で落ちたのでは…?
久我・中西・田所3人でのアリバイ作りも謎だった。
その時点では既に本多を疑ってないとその人選にはならんでしょ。。
たまたま舞台挨拶の中継つきの回で、重岡くんが「色んな受け取り方が出来る作品」って言ってたけど、説明不足な部分を全部受け手の想像に委ねるのは作品の力不足ではと思った。
見終わってからが楽しめる映画だと思います。
ネタバレありにしましたがあくまで自分の感想です。
監督による原作以上の仕掛けがあったんですね。
最後の劇の部分と途中の見取り図上で動いているところが現実で、車椅子に乗っている方は劇の演出により本当にあの交通事故にあったわけではないんですよね。
見終わったあとも色々考えさせられていい映画だと思いました。
ジェイコブス•ラダーを思い出しました。
色々と納得いかない
同じ劇団に所属する6人の役者と、フリーの1人の役者の計7人に、新作舞台の最終オーディションの招待状が届いた。オーディションは4日間の日程で行われ、大雪で閉ざされた山荘、という設定で起こる連続殺人事件、を演じることになった。しかしこのオーディションの最中に1人また1人と参加者が消えていき、誰が犯人なのかとお互いが疑心暗鬼になる、という話。
原作未読で鑑賞したので、ストーリーがよくわからないところが多かった。
海辺の路線バスのバス停で降りるシーンから始まるが、眠いから目隠し?って思ってたら、もう取っても良いんだよね?なんてセリフが有り、目隠しの意味は何だったのだろう?
オーディション参加者の中で1人だけフリーの久我和幸がいたが、彼が何のために呼ばれたのかも最後までわからなかった。劇団内の揉め事なら彼は不要では?
そもそも、死体が見つかってないのに殺人事件、って思うか?というのも疑問。
それに、謎解きされても、そんな理由で?と納得いかなかった。
中条あやみ、西野七瀬、堀田真由、森川葵、など、好きな女優が多く出てたのに、彼女たちの魅力が発揮されてなかった。
そういう作品じゃないのかもしれないが、もったいない。
東野圭吾原作なので、たぶん本は面白いのだと思うが、どうも映画になると尺が足りないのか、説明不足なのだろうが、疑問点や納得いかないところが多かった。
脚本が残念だったのだろう。
期待してただけにガッカリだった。
優しい噓?
久しぶりに映画館での映画です。
舞台出演を懸けて、雪深い山荘(?)で4日間を過ごす事になった7名の劇団員。外出禁止なので、ほぼ屋内で話が展開します。
つまらなくはなく、そこそこ面白かったですが、犯行動機も舞台設定も無理やり感があります。
最終選考まではどうやって噓のオーディションを行うことが出来たのか、準備資金は?あんな周到な準備が可能なのか、そして、最終的にはどういう結末を望んでいたのか、よくわかりません。
東野圭吾さんの原作でアイドルが主役の作品で、傑作は無かったように思いますが、どうしてでしょう。
本作は登場人物が若い人ばかりですが良い俳優が出ているので観ました。主役の重岡さんは悪くは無いけど明らかに実力不足でしたが、他の出演者がカバーしているから見ごたえはありました。でもアイドルの映画ですね。重岡さんの無意味なアップが多かったです。森川さんは気迫が凄かったです。
エンディングテーマはWEST.彼らの曲はほぼ初めて聴きましたが、失礼ながら意外と上手でスピード感が良いです。本編の方ももっとテンポが良ければねえ。
ほんっっとうに引くほどつまらなかった。
は???
お遊戯会か???引くほどつまらなかったが???
脚本もっとどうにかならなかったの???
まず、なんで外部から久我が来たの?その辺りの説明が明らかに薄くない???
劇団水滸のメンバーに何故久我だけ追加された?
最終メンバーに残ったって…………いや……全員水滸の中に?違和感しかないでしょ……説得力無さ過ぎて納得できない……。だってアレ東郷が考えた【お芝居】って設定では?なに……?
それから、東郷と久我が紐で繋いでアリバイ作りしてたけど、起き抜けに久我が「これでアリバイが証明されましたね」って…………おかしいでしょ……!
だって起き抜けで殺人事件が起きてるかどうかもわからないのに、アリバイもへったくれもないだろ……???殺人事件起きてるって知らないと無理でしょ……?毎日ひとり殺されるって予想して動いてたから?それにしても無理があるわ。予告で【毎日1人殺される】ってあるから私たちは知ってるけどね……?
殺人事件→俺達にはアリバイがあります!ならわかるけど。
てか、殺人事件が起きるなら、みんな集まって交代で寝ずの番をするとかさ……。あるじゃん!よくある醍醐味が!!なにも!ないのである!!
あと、個人的には久我の動きが劇団員の情報集めに動いてる風で不気味でめっちゃ嫌。劇団員どんだけみんな絆されやすくて口軽いのよ。めっちゃ内情話しちゃうじゃん……。お前ら探偵の役取りに来てるんだろ???
てか、第一の事件からしても、誰一人アリバイの話が出ないのおかしくない???
襲われた時刻の公開が無くても、普通無実証明のためならそういう話しないか???お前ら探偵の役取りに来てるんだろ???(2回目)
第一の事件の時の描写が【倒れていた】で、第二の事件が【撲殺】って表現だったから、第一の被害者は生きてる系のトリック……?
井戸をみんなで覗いた時に、おかっぱが端で吐いてた?シーンがあって、井戸の蓋に第一の被害者の服の破片が付いてたことも、「あぁ、井戸に死体があったのかな」「第一の被害者は本当は生きていて、第二の被害者を殺して捨てた?」「かまいたちの夜系の話かな……まぁベターかな……」とか色々考えたけど、井戸に死体は無かったんだよね???
なんでおかっぱ吐いてたの???あの服の破片は???
あと、最初の食事のシーンで東郷さんだけお皿黒かった?気がするんだけどアレなに……?アレ黒幕の暗示……?
最初は何かのトリックかな……?いやでも東野圭吾だしそんな雑なもの仕込まないよな……どこまで読むんだ……。って色々考えたけど、まじで…………。
最後のお芝居描写にして大団円、もクッッソほどサムい。なんにもおもろくない。またここから立ち上がろう、で終わらせておいた方が納得行くわ。なんか無理矢理ハッピーエンドに持っていった感がマジでしんどい。
なーにがすべてが伏線だよ。どれが伏線だ。クソほどつまらんかった……。
主人公の久我の演技もマジで下手くそだったし……本当に役者?なんでアレで褒められてるんですか……?
東野圭吾って言うから……!!期待して観に行ったのに……!!めちゃめちゃ損した気分……!!
今映画って安くないから、本当に期待して行くんだけど、久々にどこまでも期待外れな映画だった。ここ数年で一番つまらなかった。
人と一緒に観に行ったけど、二人して憤慨してる。
そして私はこの怒りをどうにかしたくて此処に登録した。
本当に文章が乱れていて申し訳ない。
二度と東野圭吾の映画を観ないかもしれない。容疑者Xの献身とか……好きだったのに……!
●追記
東野圭吾に責任はないってコメント頂きましたが、駄作を口出しせずにそのまま許可する作者なんだと思えば、今後もヤバい作品を生む可能性あるんだからもう観ない方がいいのでは?と思いました。
少なくとも私は、公開して即観に行くことはもう無いです。
犯人を暴くミステリーではないが…
最初は芝居かと思って観ていると、途中から本当の殺人事件に?…えっ、ヒントが少なすぎて、それはないでしょと思っていると、ここから劇団員達のこれまでのストーリーが語られる。
犯人捜しのミステリーと思えばがっかりするかもだけれど、これは劇団員達の物語だったのか…と納得していたが、ラストでまたもやひっくり返される。
実は、これまでのもお芝居だったということ?
あの事故は現実だったのか、あれも芝居の中のお話なのか…
すっかり監督の思惑通りに踊らされましたが、観たあと、とても晴れ晴れとした気持ちになりました。
原作を読んで、もう一度見直してみたい作品です。
全然わからない
理解力が低すぎてわからなかった。
最期のみんなで劇に出ているシーンはとても良かったと思いますが、全員選考を通っているということは劇中の選考が本当で監督も把握しているものだったということ?
それとも超奇跡的にこの後、全員が役を掴んだのか?
劇中井戸を覗き込んで吐いている田所(岡山天音)。
3人+本多(間宮)だけのグルではなく、全員グルだったということ?
あの中には死体が入っている体だけど、演技じゃないと成立しないよね。巧妙な偽死体が入っていたなら話は別だけど。
あと音が雅美にどこまで聴こえているかがわからなかった。第2の事件で音がどこまで聴こえているかは重要な気がする。互いを繋ぐ縄でハートを作るから理解しろと言われても気になります。それとこれとは違います。
また車に轢かれるシーン。ホラーでサプライズ的に使われる映像ですよあれでは。
普通死ぬよね。クラクション鳴らす暇がない交通事故って。
最期に雪の設定いる?雪を使って何かやるのかと思ったよ。
【”滑車と歯車の差”を乗り越える為に演劇の仲間がした事。尚、この感想は私個人のモノであり、実際には違う観方もあるかもしれないという事を、敢えて申し添えます。】
◆感想
・劇団”水滸”のメンバー7名とオーディションに合格した久我(重岡大毅)は、瀟洒な貸別荘で数日過ごす。
そして、貸別荘に入ると演出者から”この数日の皆の行動で、次回の講演の主役を決める”と言うテロップが壁に映される。
部屋には、アガサクリスティーの「そして、誰もいなくなった」が人数分揃えられている。
ー という仕掛けで、鑑賞側は”これは密室殺人だね!”と、最初のトラップに嵌るのである。-
・そして、最初に笠原(堀田真由)がピアノをヘッドフォンをしながら聞いている時に、何者かに背後からヘッドフォンのコードで首を絞められ、”失踪”する。
更に、元村(西野七瀬)が自室にいる時に何者かに花瓶で頭を殴られ、同じく”失踪”する。
そして、雨宮(戸塚純貴)も何者かに首を絞められ”失踪”する。このシーンは、ビデオに撮られている。
皆で、別荘の裏にある井戸を見るが死体はない。
ー ここまで観て、“アレ、これはトリッキーな仕掛けではないか”と気付く。-
■物語は過去に遡り、雅美(森川葵)が、劇のメンバーから外れ合格したメンバーの名が書かれている紙を破り捨てるシーンが映される。
そして、笠原、元村、雨宮が、彼女を元気づけようと彼女の家を”面白半分に”訪ねるシーンが映され、熱湯が顔に掛かった雨宮を横目で見ながら、雅美に電話を掛ける元村。
だが、その電話を街中で受けた雅美は車に撥ねられ、下半身不随になる。
□雅美と劇団”水滸”の顔である本多(間宮祥太朗)との関係性が上手く描かれていないため、本多が雅美の為に行った行為の動機が弱く感じる点が、少し残念である。
・本多が雅美を思い遣り、彼女を殺人犯にしないように笠原、元村、雨宮を説得し、”殺される役を全力で演じろ!”と指示する姿を見て鑑賞側は、第二のトリッキーな仕掛けに嵌るのである。
・そして、本多の行為をマジックミラーの奥に隠れて、別荘内に据えられたカメラで見た雅美は、彼ら彼女らの死を一度は信じるのだが、雅美の前に悄然と現れる”殺された筈”の、笠原、元村、雨宮の姿を見て、彼女は自らの首に刃を当てようとする。
だが、本多が必死にそれを制し”生きろ!生きるんだ!”と叫び、雅美は力なく刃を床に落とすのである。
■その一部始終を見ていた久我は、一度はバラバラになってしまった劇団”水滸”のメンバー7名の心をもう一度、一つにするために、彼が見た事を基に、車椅子の雅美を主人公にした脚本を書き上げ、見事な舞台劇にするのである。
勿論、久我もメンバーに入っているのである。
ー 第三の善性溢れるトリッキーな仕掛けである。-
<今作は、色々な所に仕掛けがしてあり、面白く鑑賞した。
観る側に三重構造のトリックを仕掛けた今作。
ナカナカでありました。
尚、上記感想は私個人のモノであり、実際には違う観方もあるかもしれないという事は、最後に申し添えます。>
脚本に無理がありすぎて、、、
そんなことで殺されないといけないですか?特に堀田真由以外の2人。
(堀田真由だって電話と事故の因果が微妙、、、)
殺したフリを騙しきったとて、その後絶対バレるでしょ?その場しのぎやん。
最初の目隠しして乗るバスの意味不明感とか、井戸ちゃんと探せよとか、どうぞ!って言って殺されたはずの3人が入ってくる違和感、あげたらキリがないくらいの不自然な設定のオンパレード。
全体的に無理な脚本で移入できなかったなー。
謎が気になって仕方がない!
原作未読です。
ここでの評価が少し低めなので、正直どうかなぁと思っていましたが、なんでそんなに評価低いの!?と思うくらい面白い映画でした!
山荘に連れられた7人、主催者からの謎にどう答えるか!?と思ったらまさか本物の殺人…!?という話
まずキャラが個性的で、それぞれの役者勢も皆演技が素晴らしかったです。
久我くんのヘラヘラした感じといきなり現れた謎の人物感が恐ろしくてドキドキしたり、本多さんのまともでワイルドなところ怪しくないからこそ逆にそう見えたり……
その他のキャラも皆怪しかったのですが、自分には全く分からず……早く真相が知りたいと思って続きを真剣に見ていたら最後のシーンを迎えていてあっという間でした!!
現実と舞台との違いもあって面白かったです。
現実だとモノは個性的で、舞台だと抽象的だったり……
舞台パンフの謎ポーズ等……
勿体ないという意見もありましたが寧ろ私はそれぞれの個性が発揮した舞台だったと思います。
またいつか原作を読んだ上でも鑑賞してみたいです。
劇団あるあるイジりも多少あり
原作未読。
さすがに設定に無理があり過ぎて入り込めなかったし、ラストもよくわからなかった。
(自分がわかってないだけでもしトンチンカンな事を言ってるのであれば先に謝っておきますが)
そこまで大きくない一軒家に自分一人で歩く事ができない人間が数日間見つからずに隠れ続けたり、最後はいなくなった3人もどこかに隠れていたみたいだけど、現実味が薄過ぎて萎えてしまった。
ピアノ部屋の鏡のドアは自分でさえ最初に見た時から早く開けてよと思うくらい不自然だったし。
また久我が名探偵過ぎだし、そもそも水滸のメンバーでもない久我を誰が招待したのかな?
それとも久我は最初から水滸のメンバーで全て彼が書いた脚本の舞台上の話?(だとすると事故自体もフィクション?)
この辺りはストーリーの肝の部分なのでもう少し明確にして欲しかったと思う。
役者さんたちは若手の主役級ばかり。
特に重岡くんは笑顔や演技が全てウソくさい感じがして面白かった。
中条さんは実は蚊帳の外だったけど一人だけ別次元のスタイルで目を惹いた。
先日観た映画「笑いのカイブツ」の主演だった岡山くんも蚊帳の外の一人だが、若い時の柄本明を彷彿させるくらいひたすら気持ち悪く、高校の部活のジャージ(nishiって刺繍があったので古着?)を稽古着にしてるとかもろに劇団あるある。
役者ファンの方は是非。
クローズドサークル好きの雑多な感想文。
大好きな東野圭吾作品。
気合い入れて未読で行きました。(原作読了後の感想は下記に)
いやはや低予算っぽい作りではあるけど、期待値が高すぎて、高すぎた。
前半までは確実に良かった。
鑑賞中に時計を見る癖があるが、『つまらない』と感じた瞬間の時刻はちょうど1時間過ぎたあたり。この1時間の間でつまらないと、(私の中で)確実に面白くない作品に分類される。
この散りばめられた伏線が納得いくものであればと願いつつ、静かに回収の時(ラスト30分)を待つ。
結果、ツッコミどころ多数。
・バスの中、目隠しの意味…携帯があれば一人で帰れる現代
・久我を怪しく見せようとする演出が微妙
・久我を怪しく見せてもミスリードにはならない
・オーディションという割に、ただの共同生活
・事件解決しようとしてますか?久我以外全員、主役を取りにいっていない感じに見える
・『そして誰もいなくなった』の伏線回収…どこ
・久我が犯人に扮している画(あった気がする)の謎
・首謀者の殺人動機がやや不安定
・良質なミステリー作品は犯人への感情移入、共感が大切です
・共謀者の動機の謎(写真ずっと見てたけど、好意?仲間意識?)
・殺意があった人とまた仕事をしようと人は思うか
・以上のことから特にラストの流れが少し不自然
・特に生きていた3人が申し訳なさそうにノソノソ出てくるシーン…微妙かも…
役者が何層にも渡り役者を演じる流れは秀逸だし、ラストの『実は全部お芝居でした』感もいい。これは原作の構成が良いのだと思う。
また麻倉雅美が最後に車椅子で舞台に登場したシーンも、本当は歩けるのか歩けないのか、どっちなのかわからなくて、この演出は良いと思えたので、星は3つです。
これから原作を読む。
読後にどんな感想になるか予想がつかない。
この作品で思い出した映画がある。
『十二人の死にたい子どもたち』、メインビジュアルが似ている…しかしキャスト(芝居力)はこちらの方が一部の方は抜群に良いと思います。十二人〜も舞台化が合うと思っていたけど。
原作ありきの映像作品を作るのって大変なんだなぁ。
(2024.01.28 原作読了)
読了後の感想→→→原作の貴重な部分を大幅にカットしている印象。なぜ原作通りに作らなかったのだろう?疑問。
上映時間の問題なのか、とにかく疑問しか残らなかったです。
この映画作品は原作も一緒に読まないと、状況も犯行動機も、なかなか網羅できないかもしれません。
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