「ある意味で貴重な作品」ある閉ざされた雪の山荘で ヨークさんの映画レビュー(感想・評価)
ある意味で貴重な作品
謎解きがメインのミステリー小説を映像化するのは危険というお手本のような作品。
だいたいに於いて、謎解き小説は物語に彩りを与えてくれる人物描写が希薄になりがちで、心理描写もあくまで必要な情報文しか描かれない。どこまでも謎解きを楽しむ為の物語となっている。
それでも本で読むと楽しめるけれど、映像化してしまうとそのスカスカ具合が露呈してしまう。
そんな代表作として、すべての映画づくりに関わる人に反面教師として残してほしい。
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