劇場公開日 2024年7月12日

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大いなる不在のレビュー・感想・評価

全118件中、41~60件目を表示

大いなる不在、そしてそこには必ず存在がある

2024年7月23日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

認知症を患う父親、その父親の人生を紐解こうとする長年会っていなかった息子の葛藤を描くドラマ。 藤竜也が、認知の混乱、題名通りの大いなる不在、そして存在を演じ切っており、その卓越した演技が圧巻。また主役となる息子役の森山未來の演技も秀逸。それを真木よう子、原日出子などのバイプレイヤーうまく支えている。 認知症という病に関する、本人と家族の辛さを押し付けがましさなしに、空気感で伝える巧みな脚本と演出。現代社会における認知症をテーマとした映画として高い完成度。 認知症が他人事ではない時代、そのどうしようもない状況における家族の存在の大切さ、その難しさについて深く考えさせる作品。 役者たちの素晴らしい演技、それを巧みに演出した監督に拍手したくなる映画だった。

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Toru

4.0大いなる心の不在。

2024年7月23日
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鑑賞方法:映画館

偏屈で揚げ足取りでプライドが高い父親の記憶や精神が壊れてゆく過程が時間軸を変えながら描かれる。思い出したり忘れたりを繰り返す様がとても残酷だ。藤竜也が圧巻でした。 疎遠だった息子が行方不明の義理の母を探しながら父が書いた大量の手紙やメモを通してその痛みに触れてゆくことになる。ベルトのシーンがとても良かった。親子として失っていた隙間が少しだけ埋まったような、そんな優しい時間だった。 そしてこの映画の一番衝撃的なところは、物語のラストにコロナ禍の始まりをもってきたところ。せっかく縮まった距離がまた離れてしまうかもしれない。そんな余韻がなんだか切なかった。

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はるたろう

2.5構成を複雑にする意味が?

2024年7月22日
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こういう事・物はシンプルな方が伝わるしシンプルにするのが才能。 最近のメジャー映画の傾向を意識しすぎと感じた。 鏡を使った見せ方には辟易w醒めるよ。 映画としてのユーモアが欠如している、致命的…。

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mucya

4.0謎多しだがわりと面白かった

2024年7月22日
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okaachan

3.5そこにいない

2024年7月21日
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kikisava

5.0『認知症の人って、ここ、こうじゃないのに』って思うところがあった ...

2024年7月21日
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『認知症の人って、ここ、こうじゃないのに』って思うところがあった そのせいか、 乗れないまま終わってしまった すみません すごく雰囲気は良かったのに、 なんだろう、脚本?

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jung

3.5鑑賞動機:藤竜也/森山未來5割、あらすじ4割、巡り合わせ1割

2024年7月21日
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なお

3.5私の心は私のものなんです。勝手に揺らさないでください。

2024年7月21日
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見事な演技の応酬。雰囲気を作る間も、深みのあるセリフも、対峙する役者同志(藤竜也と森山未來だけでなくすべての)の空気感も、そしてその泰然たる存在も。 「存在」とは、肉体的、物質的な存在だけではなくて、精神的なものも含めてか。おそらく直美(原日出子)は、たとえ言葉がぞんざいであろうが傲慢であろうが、陽二の言動のなかに、かつて自分を愛してくれた彼の名残りがありさえすれば、支えていけたんだと思う。だけど陽二の「精神」のなかにもう自分が存在していないことに悲嘆した。だから大事にしていたノートも要らなくなった。バカバカしくなったんだろうな。ここが、後妻として熟年結婚した夫婦の限界なんだろう。それまでの自分の人生をなかば捨てるようにこの男と結婚したのに、まだ自分は元気で生きられる人生が残っているのに、その旦那は、こんな姿になってしまった。それだけでなく自分の存在さえも否定してくる。悪気はないのは分かっていても、糸がプツンと切れてしまう。彼とだけ繋がっていたたった一本の糸が。家族というものがあるにしても、もともと血のつながっていない関係だからもろい。いつまでたっても他人でしかない。現実でも僕は、そんな家族を間近で見ているのでよくわかる。ほんとうなら直美にとって、余生を送るために心の拠り所になるべき"我が幸せの証"であるノートを、放棄せざるを得ない心境とはいかばかりか。そんな彼女の現在を画面でどう映していたかが、「不在」の意味を一層深めているなあ。 ただ、気になったのはキャスティング。演技に難癖をつけるつもりはないけれど、どうしても年齢相応に思えない関係もあった。ちなみにあとで調べてみる(すべて現時点での実年齢)と、藤竜也84歳、原日出子64歳。若いころに出会ったってのは無理がないか。大学の教え子とすればあり得るが。息子森山未來39歳は、45歳の時の子となってまあまあ高年齢だけどここはまだあり得るか。だけど直美の息子三浦誠己48歳。いくつの時の子の設定?実年齢で16歳差しかないんだけど。直美は見た目が若いって設定なのかな。

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栗太郎

4.0演者が凄い、心が温かくなりました

2024年7月20日
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悲しい

難しい

幸せ

最近多いですね。親が痴呆になる映画。切実。 私の祖母や父や親戚も痴呆症になっている人はいるので、なんか切ない。 いちばん大切な人に辛く当たってしまったり、それでいて普通の時もあったり。周りの人も優しくて、否定したり怒ったりしない。温かいです。 わざと?時系列がバラバラだったり、痴呆症の思い込み?だったり、ちょっと分かりにくい映画でしたが、演者さんが凄すぎて、心が温かくなりました。

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だるまん

4.5父・陽二にとってはそれは 紛れもなく〝事件〟だった。

2024年7月20日
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hum

4.0大いなる何かを探して

2024年7月20日
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泣ける

悲しい

難しい

藤竜也さん本当に名演でした。 原日出子さん切なさと愛情がスクリーンから伝わってきました。 森山未來さんの静かなる感情に心が揺さぶられました。 大いなる不在というタイトルですが、みんな自分と大きな存在を探してると解釈しました。 とても素敵な作品でした。

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マコト

3.5日本アカデミー賞最優秀助演男優賞は藤竜也…は早すぎか(^^ゞ

2024年7月20日
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その一言につきます🤔 かくしごとの奥田瑛二の時も同じ事言いましたが(^^ゞ

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おたか

2.5リアルな理不尽

2024年7月19日
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悲しい

難しい

寝られる

思えばこれまで、自分もいろんな理不尽と 闘って闘ってここまで来たな、と。 そしてこれからも、まさにこの映画のような 理不尽に晒される事がリアルに感じられる。 そんな、終始嫌ぁ〜な空気の中、主人公の 最後の優しさが胸に刺さる映画だった。 人間ドックの帰りに見る映画ではなかったが ある意味でこのタイミングに出会うべくして 出会った映画だと思う。年齢的にも。

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ハラマスコイ

4.5藤竜也と森山未來の演技に凄みを感じ、稀有の作家性にエンタメ性をプラスした監督に魅せられた

2024年7月19日
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知的

難しい

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Kazu Ann

3.5まさに大いなる不在の映画

2024年7月19日
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悲しい

知的

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サム

4.0父との空白の時間を知りたい、という思い

2024年7月19日
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遠距離介護だの介護離職など、親の介護のために子どもの生活や仕事、キャリアが変わっていくことはよく報じられている   その一方で、若い時の親のトラブルで疎遠となったはずの「親子関係」が、「事件」によって復活する場合もある   本作は後妻をもらったことで、父の老後を「安心」していた息子が「事件」(警察沙汰)によって、父の住む九州に呼びつけられる  当初は他人事の「迷惑な親の尻拭い」の対応から、父の認知症の進行に面会の都度直面し、父との空白の期間を埋めていこうとする姿に変わっていく姿がよかった 大学教授という権威を持つ父親とのいい思い出は、主人公の卓(たかし)にはあまりなかったかもしれない  しかし年月が経ち自分の老いに直面し、父親もメモを張り付けたり、カレンダーに書き込みをしたり、彼なりに老いと向き合っていたのだろう  それが後妻の直美との生活では保たれていたバランスが、言葉の行き違いで脆く壊れてしまった  老いに向き合い、弱気になってから、息子や後妻との修復を願っていても、元に戻らないことが痛々しく、そういった現実・葛藤を抱えながら介護と向き合っている子・嫁・配偶者はたくさんいるに違いない  60代の私が子どもの頃観ていた本作の藤竜也さん以外に、カルーセル麻紀さん、岩城滉一さんが出演された作品が今年上半期は公開されたが、もちろん劇場用映画での話であるが、それぞれの老いに触れることができた 長い長い思いに支えあっていた健気な直美さんとの生活は観ていてほほえましく、あの生活がずっと続いて欲しかった  原日出子さんは京都ローカルで「街ブラ」番組を永年されていて、あの映画のまんまの姿で視聴者として楽しませてもらっています (7月18日 テアトル梅田にて鑑賞)

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chikuhou

4.5藤竜也の陽二の魅力とラストの願望的考察…。そして謎について

2024年7月18日
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悲しい

難しい

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TM

3.0事件です。

2024年7月18日
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概要は理解できたかもだが時系列がややこしい。

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あらじん

4.0藤竜也すごい

2024年7月18日
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サスペンス仕立てなので、「ファーザー」とはちょっと違う。ただ、内容はみにつまされるものがあり、主人公を演じた藤竜也さんの迫真の演技に尽きる映画。森山未来さんも名演技だったのだが、それが霞むほどであったが、ダンスは素晴らしかった。

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hanataro2

3.0目の前の不在と30年の実在

2024年7月17日
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悲しい

難しい

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uz