底なし…
2023年製作/86分/コロンビア
原題または英題:Quicksand
スタッフ・キャスト
- 監督
- アンドレス・ベルトラン
- 製作
- ジェイソン・ケルビーニ
- ショーン・パトリック・バーク
- 脚本
- マット・ピッツ
- 撮影
- サンティアゴ・オトヤ
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カロリーナ・ガイタン
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セバスティアン・エスラバ
2023年製作/86分/コロンビア
原題または英題:Quicksand

カロリーナ・ガイタン

セバスティアン・エスラバ
ワンシチュエーション映画も、あらかた出尽くしたかと思いきや、え?こんなのがあったの?と、たまたま知ったのが本作。
冒頭の車内の時点で、国際電話をかける・かけないで早速揉めている離婚寸前の夫婦が、
ハイキングに出かけた際に熱帯雨林の泥沼にハマってしまったからさぁ大変。
サバイバル系のワンシチュエーションなので、
127時間、オープン・ウォーター、フローズン、海底47m、FALL/フォールに近いですね。
これらに共通するのは、絶望的な状況下で、それでもなんとしてでも生き抜こうとする人間の生命力の強さを表している点でしょう。
腕を動かすのも一苦労の場所で、ズブズブと沈んでいく体、服にへばり付く不快な泥水の感触、人食い蟻、毒蛇、餓死した死体。
あらゆる絶望感に苛まれる中で、どうにか脱出を目指して、崩壊寸前だった夫婦が愛の力で生き抜こうとする姿を描く。
撮影も大変だっただろうなぁ。
クライマックスの毒蛇の大胆な作戦は、蛇と同じ“母”だからこそ思いついた作戦だというのが面白い。
あと、車上荒らしに襲われたのを原因に、危険な場所に入ってしまうと言う展開は良かった。この手のは危険を顧みずに自ら行ってしまうという自業自得が多いだけに。
ただまぁ、さすがにワンアイデア止まりな感は否めず、
86分間という短い時間が嘘のように退屈だった。
底なしにハマるのも開始30分という遅さで、序盤の不必要な道路の空撮もやたら多いわ長いわで、
ラストの森を彷徨うシーンも長すぎる。
ちなみに原題は「Quicksand」。上手い邦題をつけたものだと思う。
コロンビア出身の医師ソフィアは子育てに専念するため休業中でしたが母国での医療学会の公演に呼ばれます、同伴するのは夫のジョシュ、二人は別居中で離婚まじかと言う面倒くさい設定、ただ、不仲の原因は夫にありそうですが不倫ではなく酒癖の悪さなのか定かではありません、口論ばかり見せられるのは辛いです。
そのくせ、学会の前に余裕があり観光と言うことで熱帯雨林の滝を観に出かけます、森で天気が荒れそうなので車まで引き返しますがそこには車上荒らしが、どうやら宿から着けて来たらしい、銃で脅されやむなく二人は森の危険地域に逃げ込みます。ここからが底なし沼スリラーの始まり、40分位は脱出しようともがく二人劇。
タイトルは底なしですが沼じゃありません原題Quicksandは流砂、沼程潜りませんので、もがかなければ沈まず呼吸はできるので場面は長い。
襲ってくる人喰い蟻や毒蛇、ジョシュは噛まれましたが、低毒らしくヤマカガシみたいに血栓ができる程度、妻は医師なのでナイフで応急措置など冷や冷や。なんと、蛇を殺してロープ代わりとは凄い発想。
彼らを呼んだ友人が宿に居た車上荒らしがジュシュのカバンを持っていることに不信を抱き問い詰めます、いよいよ救出チームスタート。
離婚寸前の二人でしたが復活模様、恐怖体験を共にすると「吊り橋効果」と言って恋愛感情が生まれるそうですが、まさにそれでしたね。