「心に響く素晴らしい作品」ギルバート・グレイプ 小町さんの映画レビュー(感想・評価)
心に響く素晴らしい作品
この作品を表現するなら、なんてすごい作品なんだろうの一言です
とにかくディカプリオの演技が素晴らしすぎ
演技とは思えない
そしてジョニデもすごい
イケメンのイメージが強いけど、この2人はやはり演技派だと改めて思いました
そしてストーリー
家族を支える次男のギルバート、もはや犠牲になっているような彼の人生
夫がいなくなってショックなのもわかるけど、そこで頑張る事を放棄したような無責任な母に腹が立って仕方がなかったです
子供達だって同じようにショックなのに、何で子供達のために頑張らず、むしろ足枷になっている母
ギルバートに全ての責任を押し付けて責めるってギルバートが不憫でしかありませんでした
もっと自由でいたいはず
母が立ち上がるのはもっともっと前に立ち上がってほしかった
でも、ベッキー、妹2人、友達、勤め先の雑貨店の店主、周りは皆優しい人
ずっと自分の人生じゃなかったギルバートの希望の見えるラストに安堵して心地良く観終わりました
こんな素晴らしい作品とは思わず観ましたが、本当に観て良かったです
派手さはないけどじわじわ心にくるストーリー、ディカプリオとジョニデの演技、忘れられない作品になりました
外見の美しさはいつかなくなるもの、それより人生で何をしたか、ベッキーのこの言葉がとても心に残りました
大切な事と思います
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Mさんのコメント
2024年3月13日
「もっと前に立ち上がってほしかった」言われてみればその通りですね。
私としては、ギルバートを縛っていたのはギルバート自身だったように思ったので、お母さんには死なないで欲しかった、というか死ぬ前に、みんな自由になって幸せになって欲しかったと思いました。