「ディカプリオの演技だけでも星5」ギルバート・グレイプ 猫柴さんの映画レビュー(感想・評価)
ディカプリオの演技だけでも星5
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知的障害の弟アーニーと
夫の自殺以来家から出ない過食で巨体の母の世話に日々追われるギルバート
現代と違って預け先もなく始終目が離せないアーニー
と今で言うなら毒親にもなりうる、自分はソファーから動かないのに全ての世話を子供にまかせる母親
2人を心から愛して面倒をみるギルバート
だがふらりと現れたトレーラーで旅するベッキーとの交流の中で、家族の世話に縛られた自分の毎日に疑問をもち爆発してしまう。
家族の幸せしか考えてこなかったギルバートが
自分の人生や幸せについて考えだし
愛しているからこそ離すことのできない足枷にきづく
母が死んでその遺体と共に
父が自殺した場所でもある古い家を焼くことで
恍惚とした表情のギルバートが印象的。
愛してるアーニーと共に
ベッキーの車に乗り込み町から出て行くシーンは
希望に溢れていてみんなの笑顔が眩しい。
10代のディカプリオの演技力に脱帽だし
とにかくこんなに魅力的に知的障害者を演じたことに
感動すら覚える。
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