市子のレビュー・感想・評価
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生々しい
役者さんの演技、台詞が生々しく、見終わって
心がズシンと重くなった。
市子の境遇を見ると、
どんな感想を書いても、アンタには分からんわな。
と言われそうな気がして、
私は何を思えば良いのでしょうか?
と言う感じです。
初めこそ、
幸せになるチャンスはいくらでもあったじゃん!
と思ってたけど、
市子の過去が明かされると
どんどん希望が無くなって行く感じがして
どうすれば正解だったのかが全く分からなくなりました。
台詞が凄くリアリティーがあって、
近くの団地のあそこに住んでるのかと思わせるくらい
生々しくて、
若葉竜也さんの市子を知りたい純粋な気持ちと
杉咲花さんの自分で生きられないけど自分らしく生きやうとする様は観た人全ての心を揺さぶると思います。
全てが分かって、婚姻届の意味を知った時の
幸せなはずの絶望感は忘れる事がないと思います。
介護の事とか、それは違うだろ!と思うのだけど、
それを体験してないのに偉そうには言えない。
市子の力強い目からはお前には分からないだろうけど、お前はしっかり生きろと言われてるような気もした。
主演が「52ヘルツのクジラたち」の 杉咲花 と言うことで観てみる・...
限界やったんよ。もう、いろんな事が…。
うーん
無国籍児が就学できないわけではない。
戸籍を奪う必要はない。
設定がおかしい。
それが殺人の動機になるのは弱すぎる。
杉咲はなに得も言われぬ説得力があるので持っていかれるのだけれだけれども、
よく考えると、うーん。
52ヘルツもそうで、彼女の演技力というか説得力で持っていかれて、でもちょっと待てよ、
みたいな感じ。
どうしようもないトラウマや事情を内に抱える主人公
というのがはまる杉咲だけれども、
こちらの期待の演技になっているので、
どうだろう。
もったいない感じがする。
杉咲花の熱量
Amazonプライムで視聴。
撮影も脚本も構成もとてもバランス良く出来た作品だと思う。
一緒に暮らしていた女性が突如失踪して、その行方を追う恋人の物語。
彼女の過去が徐々に詳らかになり、彼女の背負ってきたもの、人生を知っていく。
この作品の見どころはなんといっても主役の杉咲花の芝居だろう。
感情を押し殺した芝居と溢れ出す所のギャップは惹きつけられるものがある。
これまでの男性にとって、どこか放って置けないオーラと魅力を、表情と佇まいだけで表現する彼女の芝居は凄まじいものがあった。
無戸籍が故に難病の妹の戸籍で学校に通い、夢も希望もなく、身勝手な大人たちに巻き込まれていく。
好きになっても家庭の事は打ち明けられず、夢を持っても上手くいかない。自分の名前さえも言えない少女時代は人格形成において致命的だろう。
精神がおかしくなっても無理はない。
最後は、自殺願望のある自分に似た背格好の女性と、自分を慕っている同級生を自殺に見せかけ、死んだ女性の身分証で新たな人生を生きていくのだろう。
彼女の終着点はどこなのか、どうしたいのか、行き着く先を知りたいと思った。
何人も殺してしまった彼女に平安はないのかもしれないが、捕まるのか、逃げ続けるのか、また誰かと暮らすのか、納得感が欲しいと個人的に思いました。
余韻は良いんだけどね。
苦しくて重いテーマ
私でありたいという願い
監督、舞台の人か。そうか。
タイトルなし(ネタバレ)
「幸せな時もあった」そう語る母親
最後に恋人との過去の幸せな時間を回想する市子
他人だけじゃなく、自分のこれからの幸せさえも犠牲にしていく
過去の幸せな思い出の為だけに、苦しみながらも生きる道を選び続ける市子には同意も出来ないし理解出来ない
それでもその強さには圧倒された
そせて杉咲さんの演技、魅力にもまた圧倒された
いつ見ても凄い役者さんだなと思う
もう元子役とは呼べません
時間だけが過ぎてゆく絶望感
違う形で、誰か助けてあげれれば
まず冒頭のテレビからのニュースで、引き込まれてしまいました。
「東大阪市の生駒山付近で白骨死体が見つかった」
そして河内警察署の刑事が来てと。。。
実は私はその辺りは、ちょっと土地勘がありまして(笑)
刑事の名刺の警察署の住所も本当だったので、適当な住所じゃないんだーって思ってしまいました。
けれど撮影したのは、八尾市だったんですよね(笑)
まぁーそれはおいておいて😊
恋人の長谷川が市子を探していくのだけど、市子と関わった人をオムニバスの様な形式で描いていってます。
年代がころころと変わるので、注意が必要ですね。
ぼっーとしてると、過去か現在がわからなくなってしまうかもです(笑)
ネタバレになってしまうので、なぜ市子が失踪してしまったのかは、言えないのですが、
同じ様な理由で苦しんでいるた人は、少なからずいたのではないでしょうか?
現在は、法律も変更になってるので、市子も今産まれてたら救われた事でしょう。
それにしても杉咲花は、やっぱり存在感がある演技をしますよね💕
10年前にテレビで「夜行観覧車」というドラマで、少女役を演じてました。
家庭内暴力を起こしていく、凄まじい豹変ぶりが、「この子って凄い。。。」と凍りついてしまった事を覚えてます。
この時は「動」でしたが、今回は「静」の演技で、釘付けになってしまいます。
妹と家で2人っきりのシーン。
言葉にはしないのに、気持ちを見てる側にも伝えるって、本当に凄いです。
ラストは、はっきりとは描いてないのだけど、
テレビから流れるニュース映像と、歌いながら歩く人(たぶん市子)から、「そういう事だよね」と想像できます。
市子の肩を持ちたいという気持ちと、人としては許せないという気持ちとが交差する映画でした。
市子が子供の頃に、誰か助けてくれる人がいれば、もっと違う生き方ができたかもしれないと思うと残念です。
もし私が市子の立場なら、どうしたのだろう?
ちょっと考えてしまいました。
不気味
自分なりの解釈を描きます
市子が月子の酸素マスクを外して殺すシーンで市子の見た目が今に近すぎて時系列が噛み合わない問題について
市子が月子を殺す回想シーンは実際に起こったことではなく市子の中で都合よく改変された記憶だと考えます。
市子が今の姿に近いのは、市子が月子として過ごしていた時間の記憶を自分の中で消して市子として生きていくという決心をしたからなでは無いかなと思っています。(人間は自分に都合の悪い記憶を消すと言いますし)
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