市子のレビュー・感想・評価
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❇️凄く良い❗️市子の演技力と凄い妖艶力に尽きる‼️
市子
1999〜2000〜2008〜2015〜2009〜2015〜2008〜2010〜2008〜2012🇯🇵大阪府東大阪市、和歌山県
3年付き合っていた恋人の市子。
プロポーズした日に失踪してしまう。
気が合い同棲していた恋人の事をあまり深く知らなかった事に気がつく彼氏の長谷川。
小学生の頃にさかのぼり、市子の壮絶な人生を垣間見るストーリー。
❇️凄く良い❗️市子の演技力と凄い妖艶力に尽きる‼️
◉87点。
★彡女優さん凄いな。そして凄い演技力と性的な魅力がエゲツない‼️
褒めてます。日本の宝になる女優さんでした。
★彡掘り出し物と言いたいですが、みなさん知っているのですね。😅
🟢感想。
1️⃣女優さんの幅の広さと地味なのに妖艶。そして見てる方が正当に擁護してしまう感覚になる凄さ!
★彡安藤さくらさんを思い出してしまう演技力に脱帽。👒
2️⃣子役の子演技も凄いかった!
★彡お母さん娘さんは演技力エゲツない時思います。これからはお母さんのマネージメント次第!😅
3️⃣ちゃんと見せないネグレストの想像力がエゲツない‼️
★彡嫌な虐待を見せずに怖さを伝える映像が凄い!
4️⃣ヒロインがサイコパスなのに!そう見えなすごさ‼️
★彡演技力で主人公目線で観てしまうストーリーは圧巻‼️
5️⃣己で結末は考えろ‼️
★彡お前ら結末は己で考えろ!
観た人が結末を決めろ‼️と言わんとしているラストは最高です!
🌀余談。
無戸籍者はこの映画制作2023年頃の時点で775人いる事は本当らしい。
無戸籍者だと結婚や病院は無理な事はもちろん、携帯すら作れないとの事で、一人でも救う為、法を改正していく予定があるようです。
また映画の市子のモデルは実際には存在しないとの事のようですね。
あくまでも無戸籍者が現実いる所に着想し、市子が完成した様です。
タイトルなし(ネタバレ)
演技とかはケチをつけるつもりはありませんが、お話があまり面白くない。
戸籍にない存在としては生きづらいであろう。正式に戸籍を取得するには罪を重ねた過去が邪魔をする。詰んでる。
もともと無いものとして存在している人間が生きながらにして生まれ変わる精神を生きる術として身につけた、という印象だった。
市子は罪を償っていない。そこが引っかかる。
だがその罪は追い詰められての結果の所業。情状酌量の余地はある。
存在を認めない社会、罪を許さない社会、市子にとって社会はサバイバル。
だが、市子を救いたいという彼はいた。だが市子は彼から逃げた。社会的な契約である結婚の話が出たからだ。それだけでしたっけ?
重なって、過去に犯した隠した罪が社会の表に出てきてしまった。逃げる市子。
市子が手を下した男のことは当然ながら、また妹も市子にとってそのとき愛すべき対象ではなかった。だから救われるどころか殺されてしまった。
一方、すべてを知りつつも市子を救いたいという人間はいた。彼、そして事情を知る共犯片思い男。彼らは市子を愛していた。そして共に生きたいと思っていた。
介護が負担となっていた妹が不憫だ。あの環境で生きることが妹の幸せなのかという話は置いといて、姉に命を終わらされてしまう、母はそのことを感謝した。その状況が不憫だ。
面倒をみられ負担になる弱い存在こそ、守られるべき愛すべき存在であるべきだ。
説得力が全然ないからこそ、悲しい。
いや結局は、人間には限界がある。その限界を迎える前に対処することがある、積極的にするべきだ、ということに落ち着こう。
映画「市子」が投げかける深い問い。
杉咲花さんが演じる主人公の市子は繊細かつ力強く演じ、観る者を圧倒します。決して美人ではない市子だが、彼女の持つ独特な魅力は、杉咲さんによって完璧に表現されて、市子の過去と現在が交錯するストーリーは、最後まで目が離せません。
全体として、「市子」はその演出と演技で多くの観点から考察を促す作品ですが、ラストはあえて余韻を残すような終わり方で、賛否両論があるかと思います。市子というキャラクターが、一個人としてどのように逮捕され、罪を償うべきだったかをもっと掘り下げて、彼女に対する理解と認識を深めてほしかった。彼女の人間性に焦点を当て、もう少し彼女を「ひとりの人として承認する」方法を探求して欲しかった。
苦しい…
人並みの幸せ…市子から想像するにどれほど極上のものなのか。親ガチャのせいで戸籍上、自分は存在しない。重病患者の妹月子を殺し、虐待した母親の男を殺し、自分の過去を知る男、自殺志願者をも殺し、求婚された長谷川との幸せの生活を手放し、どこへ行くのか。心を無くしてしまったような杉咲花の演技が良かった。
杉咲花と若葉竜也のケミストリー
事実は小説よりも希なり
無戸籍の人
えげつない
市子、えげつない。。。
環境が生み出したのか、それとも持って生まれたものなのか。
あるいはちょっとした要因であんな風になってしまう凶暴性を誰しも持っているのか。
杉咲花ちゃんの少女感と中身のえげつなさのギャップが怖さを倍増させてくる。
終始市子は驚くほど無邪気で利己的。もはやサイコパス。
バレたっていいから市子として生きていきたいと言っていたけど、結局逆戻りしてしまったのは長谷川君との生活が幸せすぎたから?
戸籍がなくて結婚できなかったから、やっぱり戸籍持って、次の人とはちゃんと幸せになりたいなということ??
そうだとしたら、サイコパス界の頂点かもしれない。。。
きっと明日はいい天気
関係者の証言からある人物の生涯を炙り出そうというのは「嫌われ松子の一生」、身分を偽っていたパートナーというのは「ある男」あるいは戸田監督自身の作品である「名前」。ミステリで言えば宮部みゆきの「火車」もそうだし、アイデンティティの揺らぎという意味では、安部公房やフィリップ・K・ディックの一連の著作もそうだ。つまり、既視感を覚えそうな要素満載なのである。しかし、観る者はそんなことは気にせずストーリーに引き込まれてしまう。これは無〇〇という重いテーマを扱っていることと、杉咲花の熱演に負うところが大きいだろう。
詳しく書くとネタバレになってしまうので、印象に残ったシーンのみ幾つか挙げてみる。
まず、友人に「花、好きなん?」と訊かれた市子の「水あげへんと枯れるから好き」という答え。人の手を借りなくては生きていけない花。市子は決して花が嫌いなわけではなかったのだ。その意味に気づくと胸が締めつけられそうになる。
もう一つは、フェリーで帰る長谷川に、市子の母親が深々とお辞儀をするシーン。長谷川は確かに市子のことを何も知らなかった。しかし、彼女の存在を認めてくれた。母親として、そのことに対する感謝の念なのだろう。
そして最も心に残ったのは、童謡の「にじ」。「きっと明日はいい天気」と歌詞にあるこの歌を、市子は冒頭と最後に鼻歌で歌う(母親も口ずさんでいたことが後でわかる)。高校時代の市子がずぶ濡れになるシーンがあるが、水が辛い過去を洗い流すメタファーだとすると、虹は未来への希望。ラストの海にかかる虹の暗示に救われるような思いがした。
確かに市子の行為は、倫理上正しいものではない。勝ち逃げのような狡い面もある。しかし彼女の出自や境遇を考えた時、誰が彼女を指弾できるのか。そして、誰のせいで彼女はこのような壮絶な人生を歩まなければならなかったのか。観終わった後、重い問いを突きつけられたような気になった。
何とも言えない
杉咲花の凶暴性
2021年公開の99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIEを鑑賞して以降、杉咲花の出演する作品をほとんど観ていない。
この作品での杉咲花は愛嬌のあるコメディリリーフとして抜群の存在感だった。
劇団チーズtheaterの舞台「川辺市子のために」を、主宰者の戸田彬弘自らが監督し、杉咲花を主演に迎えた本作「市子」。
たかだか2、3年の間に彼女は一体どんな経験を積んだのだろうか。
もはや何の参考にもならないが、外見こそ刑事専門弁護士の頃とちっとも変わっていないように見えるし、むしろ本作では女子高生時分をそのまま演じている。
誤解を恐れずに言うと、例えば松本まりかのような俳優が出演する作品がある場合、個人的にはその外見や年齢とのギャップがある種の起用のポイントであったり見どころでもあったりするのではないかと思うのだが、杉咲花の場合、登場した時点で可憐さはあっても妖艶さやそれに付随する凶暴性を感じ取ることはまず不可能なのではないかと思えてしまうのである。
ちひろさんや劇場版TOKYO MERの時にも触れたが、近年の若い俳優の、役に対する演技力の深みが素晴らしいのは言うまでもないが、さらにその役柄を本人の人柄とフラットに見せてしまうことが出来る技術は本当に凄いことだと思う。
杉咲花。
良い意味で恐ろしい凶暴性を秘めたトップクラスの俳優であることに間違いない。
ちなみに作品としては、2022年公開の「ある男」とセットで鑑賞すると、より同一線上の世界観が楽しめるのではないかと思う。
夏の果
大きな違和感がある
市子が筋ジストロフィーの妹の人工呼吸器を外すシーンがある。仕事から帰ってきた母親がそのことを知ったとき、なんと「市子、ありがとう」と言うのだ。後に母親の告白で「もう限界だった」とあるので、妹のためではなく、自分たちの介護疲れで殺したということになる。どんなに介護が大変でも母親はわが子に生きてもらいたいと考えるものだ。世の同じ境遇の母親たちが介護疲れで難病のわが子を殺したなんて聞いたことがない。この殺人と母親の「ありがとう」は、同じ境遇の人たちにあまりに無頓着で失礼だと思う。
そして、妹を殺しておいて(他に3人も殺している)良心の呵責も感じないで自分は幸せを求める市子を、戸籍もない過酷な環境で育った幸薄い女みたいに描いているのには大きな違和感がある。「人は殺しているけど、かわいそうな女なんだよ」とでも言いたいのだろうが、どれも情状酌量の殺人とは思えず(注)、第一、市子を見ていると同情も共感もできない。
(注)母親の男から罵声を浴びて殺すが、あの程度の罵声で人を殺すのは異常。
凄い映画。
ずしりと残る作品
採点4.2
プロポーズした翌日に失踪した恋人を探す、そんな闇を探るような作品。
まず主演の杉咲花がすごい存在感で、今までよりも確実に迫るような芝居が見られました。
もちろんそれは隣の若葉竜也があってこそとも思います。
二人の芝居は本当見応えがありました。
物語は謎を紐解くべく市子に関わりのあった人々達を訪ねるのですが、そのエピソードをその人物事に時系列を散らしたりと、じわじわと見えてくる演出がとてもうまかったです。
そういえば真逆のような物語ですが、同監督の「名前」に通ずるものもありましたね。
あと、すごく静かなのですが脚本がものすごいです。
心から嬉しかったプロポーズ、それは考えた事もない幸せの瞬間。
でもそれは、その幸せの終わりとなる現実。
冒頭に出てきた婚姻届とその笑顔が、後半でものすごい意味になって帰ってくるのがすごかったです。
そしてこれも冒頭から度々歌われていた「にじ」。
「おかいつ」や「おといつ」などで度々流れていて、家族で馴染みのある温かい歌。コンサートでも良く聴いたものです。
でもこれは、叶わぬ幸せをずっと願ってきた、市子の空虚さを物語っていました。
そんな歌のようにあるであろう明るい場所を、きっとまた探して彷徨っていくのでしょう。
苦しくもあるのですが、逆に当たり前の事が幸せであることを再確認できました。
この問題は今年4月に制度が変わったので、作品を通し少しでも理解が深まる事を願います。
ずしりと残る、とても深い作品でした。
ずっと夏
たくさんの蛾や虫が自然に集まってくる夏の明かりのように、市子は誰をも惹きつける。無口で殆ど笑わないし相手に何も聞かず自分のことも言わないのに。そんなに孤独で寂しく辛くて悲しいのに誰かに手を差し伸べる市子を杉咲花が素晴らしく怖ろしく演じていた。台詞も少ない、顔芸の芝居ではない、大袈裟に泣き叫ばない。とても難しい役だろうし、脚本と演出もいいのだと思った。時間軸があちこちに動くのは結構好きだが、市子はその時何歳かいちいち計算していたので計算苦手な自分を恨んだ。
日本の夏は能天気に過ごせない、悲しみの季節だと思う。そんな夏を杉咲花は、花火とか、浴衣とか、縁日の屋台とか、ガリガリくんアイスとか、麦茶とか、汗で表現した。それらは決して定番の夏・小道具ではない。全部、市子の中から出てくるものだった。
「市子」が一人居たら、実際はその何倍も何十倍も何百倍もの「市子」が日本に世界に居るんだと思った。映画「存在のない子供たち」を思い出した。
おまけ
「いだてん」(平均視聴率ワースト・ナンバーワンって信じられない。あんなに面白いのに。最初から最後まで見た最初で多分、最後の大河ドラマ)で杉咲花に初めて出会った、そこで彼女は二役演じた。まずは元気に走る女の子、「結婚なんかしなくていい~!」と女学生に叫ぶ体育の先生のシマ役として。シマは人見絹枝(ダンサーの菅原小春、素晴らしかった!)を見いだし力づけ勇気を与えた。そのシマに励まされた人見は日本で最初の女性オリンピック選手となりアムステルダムで銀メダルを獲得する!それ以前、シマは関東大震災で消息をたつが結婚していて娘も生まれていた。その娘のりく役で第二の杉咲花に出会うことができた。このドラマの鍵となる重要な役どころを杉咲花は可愛く健気に強く逞しく演じていた。
私はいったい何のレビューを書いているんだろう・・・
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