「何故あのラストシーンだったのか。」悪は存在しない ぬまおさんの映画レビュー(感想・評価)
何故あのラストシーンだったのか。
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悪は存在しないというタイトルから単純な善と悪の二項対立ではないよというのは何となくイメージしていた。途中までは当初のイメージ通りというか、違和感なくストーリーが進んでいた。
ただ、最後のシーンとそれまでの展開の結びつきが未だに自分の中で噛み砕いて整理できていない。
悪意のない人が何故あのような仕打ちを受けたのか。1つ思うのは最後羽交い締めにするシーンに繋がる直前に手負いの鹿を見ていた。鹿は臆病だが、手負いの鹿だったら逃げられないから立ち向かうために人を襲うと映画の中で説明があった。
もしかしたら彼は、手負い鹿と自分を重ねてしまったのかもしれない。人は不合理な行動や間違いをしてしまうことはある。万人が理解出来て分かりやすい悪なんて存在しない。
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