「邦題に 惑わされてしまった レビュー書き直しです」あの歌を憶えている きりんさんの映画レビュー(感想・評価)
邦題に 惑わされてしまった レビュー書き直しです
プロコル・ハルムの「青い影」が
ソールとシルヴィアの出会いの
大切なきっかけか、あるいは何かの重要なキーワードなのだと
「邦題」でうっかり思い込んでしまったわたくし。
ズレまくったこの邦題のおかげで ズレまくったレビューを書き、
恥ずかしくもプロコル・ハルムを滔々と熱く語ってしまったので消去しました。
「歌」は筋書きには一切関係なかったのですね。
原題は「MEMORIE (記憶)」。
・記憶を失っていく病気の男と
・過去の忌まわしき記憶に縛られて苦しむ女の物語。
その二人がたまたま友人になったというお話しでした。
「二人の出会いの起こった必然性」については、監督はうまく描き切れていないので残念。
「BGMに流すにはインパクト強すぎの選曲」と「間違った邦題」が、ストーリーの深みをぶち壊してくれる、
これは稀に見る失敗だと思います。
でも、病気の兄の面倒を見る弟さんが、とても良かったです。
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かばこさんのコメント
2025年4月30日
過去の積み重ねが、現在ですからね。
私も、「ちょうど良い塩梅の」過去があるのが良いと思います。人として深みを持ち、バイアスを掛けず、幸せを積上げていけると思います。
きりんさんのコメント
2025年4月29日
かばこさん
〉過去って重要なんですよね
ホント、そうかもしれません。
ソールの足どりのおぼつかなさは、ふわふわした感じ。過去を失って錨の鎖が切れてしまった船のように漂流。
シルヴィアは逆に、深い沼の、泥の底にはまった錨に繋がれて、重たい鎖に縛られている。
丁度よい塩梅の「記憶」や「過去」を有していないと、我々って、うまく今を幸せに生きては行かれないのかもしれないなぁ・・
かばこさんからコメントをいただいて、そんなことを思いました。