「カリスマに翻弄される少女の成長」プリシラ よしてさんの映画レビュー(感想・評価)
カリスマに翻弄される少女の成長
米国版の「葵の上」とでも言いましょうか、時代のスターに見そめられ、その男の好み通りに育てられ、翻弄される少女の話でした。
何よりもケイリー・スピーニーさんの美しさに驚かされます。清楚ながら芯の強さを感じさせる少女時代。成長し、同居してだんだんとケバくなり、プレスリーとも衝突し始める青年期。そして子を産み、母として、大人の女として自立するラストシーン。
様々な時期の様々な美しさを見事に表現されていました。
描写が淡々として、テンポも速いため、作品の流れについていけなくなるタイミングもありますが、見応えのある作品でした。「エルヴィス」を見てないので、そちらにも興味を持ちました。
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