劇場公開日 2024年4月12日

「映画で描くべきキャラクターだったのか」プリシラ ONIさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5映画で描くべきキャラクターだったのか

2024年4月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

う〜ん…ソフィアコッポラの新作なのにあんまり宣伝に力が入ってないように思えたが、なるほど。。ここんとのこレイト鑑賞ではずば抜けて眠かった。

しかしなんで面白そうに思ってしまったのか、この、反キラキラ映画。バズラーマンの大佐とプレスリーがあり、その添え物みたいな奥さん側からみえる何かの物語、時代を刺すような秘話、ドラマがあるのかと思ったらそんなになかった、って感じ。

特徴的なのは本当に孤独だということ。着せ替え人間には友達もいなし両親も面白くないからドラマになってないし、モノローグもないので本当に退屈してしまう。もう形は「人形の家」だとして、割と早い段階で、ここから出ていく=自分をみつけるになるのだとしても、やっぱりプリシラに魅力がなさすぎるのでそこまでがつらい。けど、実在の人物ではどうにもできないか。。いや、なんとかできただろう。とりわけ時代のアイコンたるエルビスの凄さがそんなに伝わってこず、なんの物語かもわからなくなる。例えるなら何もわからないのに嫁がされる最強戦国武将の妻にも似てるし、シンデレラは本当な幸せではなかった、というアンチロマンのストーリーでもあるなら、どこかやっぱり最初の「この胸のときめきを」感や「今夜はひとりぼっちかい」感が欲しかった。まあ半分は眠ってるような頭のになってるのでなんなのだけど

コメントする
ONI