劇場公開日 2024年3月29日

オッペンハイマーのレビュー・感想・評価

全884件中、381~400件目を表示

3.5ノーランの映像美と音楽。感動作ではありません

2024年4月7日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

本映画は、「オッペンハイマー事件」と言われる、原爆製造、日本への投下後のオッペンハイマー博士へのスパイ容疑、赤狩りといったところがメインであるため、その辺りの知識がないと話について行けない。

当方も、その部分の知識がゼロだったのと、時代が行き来するので、大分混乱しました。

クリストファー・ノーラン監督の作品は、映像美と音楽は好きで、本作もオッペンハイマー博士の頭脳の中に広がる宇宙や、終始アップテンポで流れる不穏な音楽が追い詰められていく様を表していて、とても良かったです。
ただ、TENETでも思ったのですが、主人公の内心に深く切り込まないので、いつも人間ドラマが薄く、感情を動かされることがありません。

エブエブは嫌いではなかったけれど、アカデミー賞作品賞は、感動が約束されるものではなくなったかな。

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くまくま

4.5これから観るあなたへ。予備知識を少々

2024年4月7日
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鑑賞方法:映画館

原爆の父と呼ばれる男が米国で成し遂げたこと、そして世界に"してしまったこと"をノーラン流の映画術で描ききった大作

純粋なエンタメと違って予備知識があるほうが分かりやすく感じたので私なりに少し

物語の大きな軸は一人の物理学者がいかにして原爆に携わり、大戦後に公職追放されてしまったか

そこに、
【追放に到るまでの密室での『聴聞会』】

【聴聞会を裏で主導したストローズ(ロバート・ダウニー・Jr)に関わる『公聴会』】

のエピソードがメインの流れに差し込まれる形で描かれる

その他としては、
・オッペンハイマーはユダヤ系、ゆえにナチスに核兵器開発で先んじられることをより恐れていた

・大戦後の米国ではソ連に対抗するべく反共産主義の強い流れがあった

・公聴会で議論されていたのはストローズが商務長官(日本でいう経済産業大臣)になれるか否か

この辺りを知っていると分かりやすいだろう

間違いなく見て損は無い作品なので、不勉強ゆえ「何を議論してるんだ?」となってしまった私と違う映画体験を皆さんが送れますよう

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作務衣もん

4.5濃密な3時間

2024年4月7日
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鑑賞方法:映画館

ノーラン監督の作品としてはストーリー展開と構成が
わかりやすく、オッペンハイマーの人物描写や核開発に
至るまでと、核爆弾が使用された後の苦悩が丁寧に
描かれていたと思います。
作品の中で「広島」「長崎」という言葉がセリフで
発せられた時はとても複雑で緊張した感覚になりました。
演説の途中で被爆者を思わせる女性と、黒くなった遺体が
映し出されますが、冷静な気持ちでは見られません。
被爆地の直接の映像はありませんが、
しっかり非核として描かれていると感じました。

映画の中では描かれていませんが、オッペンハイマーが
戦争終結後、数年して来日していることも興味深いです。

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マイタケ

3.5“臨場感”ではあらわせない恐怖「IMAX」

2024年4月7日
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鑑賞方法:映画館

セリフ回しが小難しい上にそれが3時間続く。場面切り替えが早いから頭が追いつけない。ある程度の予備知識がないと時系列含めてわかりにくいと思った。

IMAXで鑑賞。地鳴りや爆発音が凄まじく、臨場感という一言では表せない恐怖を何度も感じ、手に汗を握った。
IMAXの良い点でもあるが、日本人として恐怖心が芽生えてしまうため、怖い人は念のため通常スクリーンで見ることを勧める。

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木根間

5.0圧倒の3時間だった

2024年4月7日
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知的

難しい

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MMK

3.5長編ノンフィクションのダイジェストみたいな

2024年4月7日
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知的

難しい

寝られる

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TK_Film

4.0避けては通れない

2024年4月7日
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鑑賞方法:映画館

子供の頃、祖母(その日広島に居た)を初めとした大人達から色々教えてもらった。

世界がいつ終わるのか、恐くて眠れない夜が続いた。

映画自体はそこまでキツくないけど、記憶のトリガーとしては充分で、見終わるまでしんどかった。

でも見ない、目を背けるというのは、もっとしんどい選択肢ではある。

出来るだけ客観的に、あくまでエンタメ、一部トリガーとして受け止め、これからゆっくり反芻と消化をして行こうと思う。結果、面白かったかどうかはともかく、これから時間をかけて接する事になる作品の価値を思い、星4つ。

誰が、どこの国が、どの思想が、などと主語に他者を選択して語る人間が人類に居る内は、また繰り返すのだろうと思う。それは人類の行動で、自分は人類。それを受けて、自分はどうするのか。答えが出なくても、問い続けるしかない。

(個人の思いです)

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がばちょう

3.5筆舌し難い

2024年4月7日
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鑑賞方法:映画館

映画を見た私は日本人だからそれを切り離して感じ取ることは難しい。
そして自分の勉強不足もまた然り。

原爆の実験のその瞬間、胸が締め付けられ涙が出た。

音の圧迫感に押し潰されるかと思った。

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トント

3.0社会派

2024年4月7日
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鑑賞方法:映画館

久しぶりに映画館へ。

ひたすらセリフ合戦。
前半、うつらうつら。
目が覚めたらどうも核実験!
ストーリーはなにやら、権力争い的な。
まーテーマ的にも賞はとりますわね。
ちなみに日本人的に不快な部分は無かったです。

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ぽっぽ

1.0お勧めできません。

2024年4月7日
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鑑賞方法:映画館

面白くない。核の恐怖や悲惨さをもっと伝えるべき。
投下後多少苦悩してます位で済ませないで欲しいね。
話もグタグタ…。アメリカの自己中心的な相変わらずの傲慢さが目立つ愚作としか言いようがない。

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けんやん

4.5がんばれオッピー

2024年4月7日
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悲しい

知的

とっつきにくい内容かと思いましたが、オッピーの揺れ動く心に感情移入していました。
オッペンハイマーは、知識も才能も、統率力も、男性的魅力も備えた人でした。
他の物理学者、軍や政府関係者のやりとりを通じて、自分も優れた人になった気分でした。
我に戻り、レベルの違う特別な組織での上下関係や立場の大変さを考慮すると、われわれ凡人は幸せだと感じました。
生まれてくる時代や境遇により、デキるひとほど、変化のときの影響を大きく受けますね。

ところで、日本への原爆投下は、既知の事実です。そして、オッペンハイマーの責任は、これまで十分に検証されてきたことと思います。ここでは、戦争の善悪に意見したり、登場人物を批判したりするのてはなく、オッペンハイマーに寄り添いたいと思いました。
映画の中の出来事は、すべてが真実ではないですが、このたび、知らなかった歴史の側面に触れることができて良かったです。

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Mikikar

4.0見た。 ⚫︎4/10追記⚫︎

2024年4月7日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

難しい

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ゆき

4.0オッペンハイマーという一人の男を追いかける3時間

2024年4月7日
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鑑賞方法:映画館

日本国内でいろいろあり公開が先延ばしになっていた本作。ようやく公開されたため観賞したが、騒ぐほどのことではなかった。たしかに日本への原爆投下に関する部分は淡々としており、触れている部分は少ないが、実際の現場もきっとこんな感じで淡々と決めて、予定より少し遅れて投下され、開発陣はヤキモキしていた。という具合だったのだろう。寧ろそこが静かに、実に現実的に、より生々しく描かれており、戦争とは我々人民が思うよりも政治的なものであることが伝わってくるので、これは正解な描き方だと思う。
この映画の趣旨としては、3時間で如何にオッペンハイマーという人物を追いかけられるか、というところにあるため、仕事の一環として原爆を作った彼からすれば、試験の結果を待つ受験生くらいの描き方のほうが寧ろしっくりくる。
映像と音楽の使い方はさすがノーラン監督と言わざる得ないが、オッペンハイマーという男性をある程度知っている知識の下地がないとなかなか退屈なのではないだろうか?そして3時間はやはり長い。長いがそれでもやはり一人の男を描くには短すぎる。
難しい作品だが、観賞の価値は十分ある。

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Ko Fu

4.0お家の32型のテレビで見た場合感動するか?

2024年4月7日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

難しい

 さすがアカデミー賞をとった作品で感動しました。
この映画は映画館の大きなスクリーン、又はIMAXやDolby Cinemaでの鑑賞必須と思う。
数年後お家で未鑑賞のおとうさんが「あの話題になった映画だよな」と思って炬燵に入ってみかんを食べながら32型のテレビでみても感動するかは微妙感あり。この作品の世界観に没入できなけれ厳しく寝落ちしてしまいそう?😴
その分趣味で本格的ホームシアターを構築している方であれば挑戦し甲斐のある作品。

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ユメノトチュウ

3.5難しい~でも面白かった

2024年4月7日
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悲しい

知的

難しい

朝イチ、8:50からの上映。
30人程の入り。
2週目にしては比較的入っているほう。
夫婦の方が多い印象。

今回はクリストファーノーラン監督だったので鑑賞。
違う監督だったら、観に行ってないかな。
内容が全く好みではないから。

前半は、大好きなインターステラーの量子力学に関する事が多かったので、インターステラーを観たくなった。

今回、共演の方達が素晴らしかったですが、
特にロバートダウニーJr.が良かったです。
見事なふけっぷりでした。
マットデイモンも、又、ふくよかになったような…

デインデハーンも嫌みたらしく良かったです。

やっぱり、ノーラン監督には、量子力学のSF大作を期待したいです。

それにしても、トイレに立つ人が多かった。
自分もだけど😁

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seiyo

3.0使い方か…。

2024年4月7日
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難しい

オッペンハイマーはただナチスの件で原爆を作っただけ。使い道は知らず。そうだったのか〜と思いましたが、うーむ。
ラジオで日本に原爆を落とし何十万人を殺したことを知るらしい。
確かにその悲惨な場面はありませんでした。
原爆のテストシーンは圧巻です。
あと堅物なオッペンハイマーも不倫・浮気とすることはするんですね笑笑

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リモーネ

3.5誰かが作る運命

2024年4月7日
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悲しい

怖い

知的

原爆は、オッペンハイマー氏が作らなくても

いずれ

誰かが作る運命でしたし

戦争を終わらせる手段として

については

納得はいきませんが

そういう認識はあります。

恐ろしいのは

開発期間から実戦へのスピードです

もちろん、大金が動いていたこともありますが

これが

バランス・オブ・パワー

という事なんですね。

すっかり平和ボケしてしまった

世の中に

絶対はないと

感じさせる作品だと感じました。

作品の内容とは

あんまり、関係ありませんが

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れいん 【観る前にレビューは見ない派】

3.5日本人の特別な感情

2024年4月7日
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原爆、放射能、地震、津波などを描いた作品にに日本人特別な感情を抱くと思います。

本作品はオッペンハイマーの科学者としての半生を描いた作品で、原爆開発は彼のキャリアの中での重要な出来事ですが、あくまで彼の苦悩の一つでしかありません。

神に近い力を地上で使えるようにしてしまった、世界が自分の発明で終わってしまうのではないか、、、
原爆を開発した彼の苦悩が、キリアンマーフィーの表情、皺、視線、音響全てから伝わってきます。苦悩した1人の伝記としてはすごく良く表現されてます。

ただ、日本人としては違和感が拭えません。
原爆の火はあんなに綺麗な表現でいいのか?
黒コゲの遺体ひとつ、死者の数だけで、被害が表現出来ているのか?

原爆関連の報道、ドキュメンタリー、原爆ドームで生々しい被害の写真を見てきた私たちにとって、正直表現が甘い、物足りない、、、
いや、アメリカの認識ってこうなのかな、、、と少し悲しくなりました。

ノーランは恐らく、ウクライナ危機からの核戦争への警鐘を鳴らしたかったんでしょう。反戦、反核のメッセージは伝わってきます。
恐らく核の悲惨さは日本人にしか描けないと思います。いつかの星条旗、硫黄島のように、核被害にフォーカスしたアンサー的な作品が作られることを願います。

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ぬきだるま

4.0プロメテウスの核の炎は燃えているか

2024年4月7日
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原爆の父オッペンハイマーの栄光と没落を描く、クリストファー・ノーラン渾身のドラマでとても見応えがありました。ドラマは、オッペンハイマーが参加するマンハッタン計画と、共産主義者のスパイ容疑の聴聞会、原子力委員会の公聴会と三つの時間軸でカラー、モノクロを交えながら進行するノーラン監督好みの複雑な構成です。お話しの始まりが唐突で登場人物が多いのではじめは分かりにくいけど、慣れるとそれぞれの時間軸がリンクしているので、重層的にドラマが楽しめます。映画は、マンハッタン計画をプロジェクトXのような高揚感、達成感をもって科学者として頂点を極めたオッペンハイマーを描きます。しかし、大量破壊兵器による世界の変化への危惧と言う内面の苦悩と、彼に対する嫉妬や悪意による転落と言う外面の危機を通じて、オッペンハイマーの人物像を見事に描写したノーラン監督の腕前は素晴らしいです。この作品は、原爆や戦争の肯定やオッペンハイマー個人の糾弾でもなく、科学技術自体には善悪はないのに、80年前に人類が手に入れたプロメテウスの核の炎をいまだに制御できていないいまこの瞬間の世界の現実を突きつけているように感じました。役者では、キリアン・マーフィーが一世一代の名演でした。ロバート・ダウニー・Jrも本来の実力発揮できる役柄に恵まれて素晴らしい演技でした。

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シネマディクト

3.5実はノーランは画だけなのかもなあ

2024年4月7日
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例によって画作りと空気感はホント痺れる。ちゃんとしたIMAX必須。
(なんちゃってIMAXは金の無駄だから映画ファンならむしろ不買推奨)

メメントからの評価でストーリーの人にもなってますけど、正直なところ、近作の話はどうかと思ってる。

なお、ポリティカル面
アメリカのプロパガンダが出資のベースにあるようには見える。ストーリー上これ以上変な原爆描写は入れようもないが、それをもって擁護するような作品でもない。

ノーラン次はプリズナーらしいことも含め、内面に語りたい衝動のあるような監督ではないかもなあ。

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たろっと