「唐突に終わる」オッペンハイマー hkさんの映画レビュー(感想・評価)
唐突に終わる
時間軸が飛び飛び、場面がコロコロ変わる、セリフの中の名前が誰を指してるのか分からない。で、1時間くらい訳分からん状態で進行する。
原爆の父と呼ばれた男が、権威を失墜し、名誉を回復するまでの個人的な物語といったところか。だいそれた事を成し遂げた人なのだが、非常に狭い世界で生きている。原爆の功績を持ち上げられるが、自分の下らない一言で恨みを買い、高みから転がり落ちる。かと言って廃人同様になるわけではなく、大学教授のポストにはついている。宇宙のパワーを利用した原爆、星の誕生と終焉の映像と諮問委員会に掛けられる現実の対比。
正直原爆を落とされた側からすれば、権威を失墜しようが名誉を回復しようがどうでも良い事だと思った。
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