「諸行無常」オッペンハイマー エレベーターガールさんの映画レビュー(感想・評価)
諸行無常
オッペンハイマーは戦時中である社会情勢の影響から原爆の大義を見いだす。しかしその意義は「つくる」から「つかう」に本質を変化し、世界の在り方を変える発明へと繋がる。
原爆が日本に投下された当時は、終戦に導くヒーローのように称賛された彼も、その非人道的な兵器の真実が明るみになり、否定的な見方がされるようになった
それは彼の内情にも同じく、原爆の発明が正しかったのか、誤ちであったのか、その揺らぎの中で葛藤する。犠牲と進歩は表裏一体。
大義は一方通行で、多くの代償を払わなくてはいけない。それがどれほど無慈悲なことなのか、思い知らされた。
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トミーさんのコメント
2024年3月30日
共感ありがとうございます。
“大義”は立場によって全く意味が違ってきますね。ロバートたちは国の為、出来る仕事を精一杯やりました!というのも真実なんでしょうが、結果は・・