「アメリカのアメリカの為の映画」オッペンハイマー viodamoさんの映画レビュー(感想・評価)
アメリカのアメリカの為の映画
はっきり言って3時間は長すぎ、前半は主人公の色恋沙汰が長々と続く、後半に入ってやっと本筋が始まる、ここまでが苦痛で苦痛で仕方なかった。セリフの一言一言が事実なんだろうからそれは観る側にとってはすごく重みを感じるのは理解出来ます。
結局アメリカという国はイスラエルと同じ考えだという事、先制攻撃されて人質を返さなければ全く罪のない多くの一般人殺害、飢餓で殺しても何とも思わないという考え、正にこの映画も実際に原爆落とされて広島 長崎で被爆して死んだ人の気持ちなんてこれっぽっち も思っていなくて互い責任のなすり合いばかり、「これでやっと息子が戦争から帰って来れる」のセリフが正にその物、こんな映画がアカデミー賞で多くの部門を受賞すると言う事は、死んだ広島 長崎の人達のおかげだと言っても過言ではないかと思う。
まあ内容が難しく盛り上がりの少ないノンフィクション映画ではあるが、映画その物の構成や俳優の演技自体は評価します。 但し、広島 長崎以外に住んでる多くの日本人が観てもはっきり言って気持ちの良い映画ではないですね、だからアメリカのアメリカの為の映画でしたという事。
京都には落とさないという理由は有名な話だけど、まさかハネムーンで行って気に入った所だからが理由だとはねえ、、、、、、。
追記
オッペンはヘビースモーカーなのだろうか、各シーンのたびにタバコを吸ってる。最近の映画では禁煙ブームなのかあまりタバコを吸うシーンは見かけなくなった。この映画ではオッペン以外の俳優は殆どの人が吸っていない、これには少し不自然に見えましたね。
京都のくだりのセリフはノーランが変えたとの噂です。米国TVのインタビューから…それをとくいげに話していたようです。これこそこの物語の本質を捉えていないでしょうか⁈ダウニーのアカデミーでの振舞いにもある程度見れます。残念ですが日本はやっぱり実験のテストだったのです‼️
どういう数字が真実か分からないが、第二次大戦中、日本軍は中国や東南アジアでジェノサイドをやってるのは事実。いつまで被害者意識で子供じみた反発をしてるのでしょう。日本人として悲しいです。