「反戦映画ではない」オッペンハイマー PARPLEさんの映画レビュー(感想・評価)
反戦映画ではない
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クリストファーノーラン監督も大好きだし、キリアンマーフィーも大好きだし
だから二人の作品は逃さず見ています。二人が組むのはバッドマンビギンズからこれを含め5作品目かな。
まず、最初に褒めときたいのはキリアン。
本当に素晴らしかった。ビジュアルも100点、常に憂いと絶望の淵に立たされた人間の心情を完璧に演技できていたと思う。
だからこれはオッペンハイマーの半生であり、伝記映画です。
んで、ここからがノーラン監督で
彼はこれを反戦映画だと言っていたけど原爆の悲劇はほぼまったく出てきません。
もちろんその描写のあるなしで語るべきではないですが、おそらく広島長崎のことは何も勉強していないのかな?
度肝を抜かれたのがニューヨークタイムズに語っていた劇中のセリフ変更の話で
軍部上層部の人間が京都に所縁があったことで、京都が対象から除外されたことは日本ではある程度有名ですが、それをセリフにしたことをとても興奮していました、
馬鹿かこいつと思いましたね。
家にあるノーラン作品を全部捨てたい気分になりました。
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