「まあ、予想通り」身代わり忠臣蔵 じきょうさんの映画レビュー(感想・評価)
まあ、予想通り
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ムロツヨシ大暴れの映画でした。
故にムロツヨシの芸風がハマる人は面白いし、そうでない人はそれなりでしょうね。(私は後者)
吉良上野介は最初の刃傷沙汰で死んでしまって○漬けにされていた。(ここは笑える)
身代わりの弟は生臭坊主をやっていて、嫌われものの兄に代わり殿様になることで名君になる。(本当か?)
ところで、吉良の殿様は地元では名君として、様々な優れた知行をしたそうだ。
柄本明の柳沢吉保は、綱吉より少し(5歳くらい)歳上なだけなのに、ジジイ度が過ぎるなあ。
北村一輝の眉毛繋がりに笑う。
首(本人本物)を得て、泉岳寺に向かう時、従来の忠臣蔵では四十七士が雪の道を粛々と進むシーンがクライマックスになっていると思う。
劇的だけど、今までどうして首を取り返しに来ないのか不思議だった。無事ならそうするだろう?
この映画では、取り返しに来た吉良の家来と四十七士との乱闘が繰り広げられる。明らかに首ラグビーだ。
でも、呆れるけど意外と笑えない。例えばキングスマンのドタバタはスタイリッシュだけど大笑いできる。
日本人的なブレーキがかかったのかなあ。
史実の吉良家は、事件後に息子が次ぐが20歳位で亡くなり断絶する。
討ち入りした全員が切腹し、吉良家も断絶した。
「家臣は家族」だったはずなのに、結局誰も幸せにしなかった。
忠臣蔵とは言いながら、話は吉良家の良き人達が中心だ。
討ち入りとはなんだったのか、大河ドラマでも見て検証しようかな。
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