「コメディーなのに一瞬泣きそうになった(笑)」身代わり忠臣蔵 リボンさんの映画レビュー(感想・評価)
コメディーなのに一瞬泣きそうになった(笑)
やっぱりムロツヨシさん良いですわ~!!
そして怖い怖い、柄本明さんこういう奉行とかバレたくない要の役が似合う!
あと北村一輝さん、将軍はそうですよね、やっぱ将軍は北村さんですよね~!!という安定の徳川政権。良き。「カラオケ行こ!」でも組長で貫禄あったけど、出演時間短くても組織のボスに北村さんがいると安定した作品になりますね。
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大石さんと吉良上野介(偽物)が知り合いだったら?!って予告編だけで面白そうだったけど、本編もちゃんと面白かったです。
ムロツヨシさん、去年の大河ドラマで秀吉の時も「おちゃらけた性格」と「厳しい(少し狂人めいた)性格」の使い分けが上手かったけど、安定して使い分けの演技が最高でした!
殿様とか王様系統の入れ替わりモノでお約束の「本物は横暴な性格だけど偽物は庶民や貧しい暮らし出身だから下々の気持ちの分かる良い治世を行える、なんなら本物よりも部下から慕われたりする」っていう展開が大好物なので(笑)、(イ・ビョンホンさん主演映画「王になった男」を思い出し。あれも良かった~)
「吉良上野介は悪かったじゃん!赤穂の武士達は筋を通してるし彼らのほうが正しいじゃん!仇討ちとかで結局無駄に家臣達の命が奪われるのはよくないよ!」って真っ当な感覚でこの事態をどうにかしようとしてる展開には、
コメディーなのに不覚にも泣きそうになりました。。!
めっちゃ家臣も大石さん達もリスペクトしてる、偽物だけど良い殿様じゃんか。。。(泣)
しかーーーし!
ムロツヨシさん主演で簡単にお涙頂戴させるだけで終わるわけがなかったーーー!!(笑)(笑)
後半の、とあるスポーツを彷彿とさせる動き、駄目だよいや〜仮にもそれはボールでなくてその。。。〜なんだこの演出は〜〜これは時代劇で合ってるのか?!と苦笑。
うーん、扱いとしてまぁその。。良くは無い。ので気になる人にはちょっと評価マイナスポイントになる気はしますが、
とりあえず「もしも吉良上野介が身代わりだったら」の世界観、エンタメとしてはなかなか面白かったです!!