「私は大丈夫だ、帰ってくれ」キリング・オブ・ケネス・チェンバレン カズユキさんの映画レビュー(感想・評価)
私は大丈夫だ、帰ってくれ
クリックして本文を読む
実際にあったケネス・チェンバレン射殺事件を、ほぼリアルタイムで描く作品ですね。
非常に考えさせられる映画です。
なんという悲劇でしょうか。
人種差別的な考えが発端となってますよね。
映画の最後に、実際の音声で警官がチェンバレンに「ニガー」と言ってるのが公開されてますし。
市民を守るはずの警察官が、警報装置の誤作動だと言ってる初老のチェンバレンの話を聞かず、ドアを破壊してまで押し入って‥。
あくまで私個人の意見ですが、端的に言って殺人に相当すると思います。
この事件で起訴された者はいないというのが信じられません。
ご遺族の方達は、今後も戦い続けるでしょう。
私も、自分の事件であんまり警察が積極的に動いてくれないので困ってますね。
ぼったくり+傷害事件なのですが😅
チェンバレンを演じたフランキー・フェイソンの魂のこもった熱演、見事でした。
数少ない理性的な警官ロッシを演じた、エンリコ・ナターレも良かったです。
彼は終盤に屋根を登って、窓越しにチェンバレンに話しかけ、懸命に警戒を解こうとするのですが、邪魔が入り失敗に終わります。
警部補達のところへ戻る前に、悔しがるシーンが印象的でした。
コメントする