劇場公開日 2024年9月27日 PROMOTION

サウンド・オブ・フリーダム : 特集

2024年9月17日更新

【賛賛否否両論、あなたはどう見る?】子どもが売られ
ている…おぞましい児童性的人身売買に迫り、世界で異
例のヒットとなった衝撃作 命がけで子どもを救う捜査官
の驚がくの“実話”がベース【辛口批評サイト99%支持】

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子どもが売られている……そんなショッキングな児童性的人身売買の闇に挑む捜査官の実話をもとにした社会派サスペンス「サウンド・オブ・フリーダム」が、9月27日から公開される。

その衝撃のテーマが話題を呼び、全米で異例の大ヒットを記録。しかしながら、多くの観客やメディアから賛否両論が寄せられた“問題作”でもある。

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この記事では、物語の見どころや、実際に見たレビューをご紹介。気になっている方は是非、劇場に足を運び、ご自身の目で目撃してみてほしい。


【予告編】子供たちは売り物ではない

【震撼】ある日突然、子どもが誘拐され、モノ同然に
売られていく…児童性的人身売買の深い闇が想像以上

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本作は、子どもが誘拐され、モノ同然に売られているという衝撃の事実、そしてそれが常態化している悲痛な現実、さらには児童人身売買に迫る捜査官の執念を描いている。

予告編で、一度その世界を覗き込めば、広がっている闇が想像以上だと即座に気づくはずだ。この項目では、本作をもっとよく知るための、3つのポイントを見ていこう。


●【賛否両論、全米大ヒット】年間興行収入トップ10入り!
辛口批評サイトでは観客スコア99%の圧倒的評価を獲得
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全米で2023年7月4日に公開されると、口コミで爆発的に広がり、8週連続で興収ランキングのトップ10圏内をキープ。興行収入1億8400万ドルを記録し、「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」「ミッション:インポッシブル デッドレコニング」などの大作をおさえ、同年の年間興収ベスト10入りも果たした。

>>Box Office Mojoのデータはこちら

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製作は「エンジェル・スタジオ」が手がけ、この規模のヒットはインディペンデント系のスタジオとして快挙。

映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では、観客スコア99%という高評価を獲得し、さらに本作の成功を受け、キャストとテーマが異なる続編「Sound of Hope: The Story of Possum Trot(原題)」も製作され、24年7月に公開された。

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大ヒットの一方で、本作は「Qアノン」との関わりがアメリカで報道されるなど、上記の興行成績・評判をふくめ、賛否両論・毀誉褒貶の激しい大きな注目を集めた。

そんな議論を呼んだ本作を、あなたはどう観て、何を感じるか――? 多くの人の感想や見方が知りたくなる作品だ。


●【おぞましい実態】現在奴隷として囲われている人の数は、奴隷制度が合法だった時代も含めて史上最多
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背景に加え、本作は何よりもその“中身”も衝撃的。児童人身売買と聞いても現実味がなく、ピンとこない方もいるかもしれないが、ここに驚きのデータがある。

現在奴隷として囲われている人数は、あろうことか、奴隷制度が合法だった時代も含めて、史上最多。そのうち数百万人が、まだ年端もいかない子どもたちだと言われている。

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親元で平和に暮らしていた幼い姉弟が、ある女性からオーディションに誘われる。父親はふたりをオーディションに送り出すが、夜に迎えに行ってみると、会場はもぬけの殻。子どもたちを託した女性は、実は児童人身売買業者だった――という衝撃のシーンで、本作は幕を開けるのだ。

その卑劣極まりない手口や、子どもが売られていくおぞましい実態は、見ているだけで呼吸が浅くなる。

驚きの世界を知ると同時に、いままで知らなかった自分に愕然とする――観る人によっては、受け止めなければならない事実に、大いに感情を揺さぶられる映画体験になるはずだ。


●【壮絶ミッション】子どもを救うために仕事を辞め、単身マフィアのもとへ乗り込んだ連邦捜査官のアツきドラマ
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物語の主人公は、米国土安全保障省の捜査官ティム。実在の人物ティム・バラードをベースにしたキャラクターであり、主人公ティムは児童誘拐、人身売買、性的虐待といった、国際的性犯罪の犠牲となった少年少女を救い出すため、過酷なミッションに挑んでいく。

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このミッションとティムの「絶対に諦めない姿勢」が、映画の見どころのひとつだ。ティムは大切な家族と離れ、事件の温床となっている南米コロンビアに単身潜入。

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やがて、上司から捜査の許可を得られないことから、ティムはなんと仕事を辞め、警察も手を出せない、マフィアが支配するエリアへと“プライベートで”乗り込むのだ。

命がけの壮絶なミッションと、正義と信念に突き動かされたティムの姿勢が、物語に力を与えている。あなたの胸はアツくなるか、それとも――?


【編集部レビュー】捜査官が常軌を逸した執念で、
どこまでも行く! 敵を欺く大胆捜査が超スリル満点

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ここからは、実際に本編を鑑賞した編集部員の筆者によるレビューをお届け。物語展開のスリルがすさまじく、加えて常軌を逸した執念で突き進む捜査官ティムに驚愕し続ける131分となった。


●警察・政府の協力を得られない危険エリアへ! 命がけの囮捜査&潜入ミッションにヒリつく
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大きな見どころは、冒頭シーンからエンドロールまで緊張の糸が途切れることなく、最後まで転がるように数多のミッションが交錯する点だ。

冒頭、ティムが小児性愛者の男を逮捕するが、その男に「つながりのある人身売買業者」を告白させようとする。簡単にはいかないが、どうするか?

驚くべきことにティムは「自分も小児性愛者」と耳打ちし、すっかり信用させてから、秘密をスルスルと引き出していくのだ。このシークエンスのヒリつきたるや、すさまじいものがあった。

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驚きはなおも続く。ティムは上司に制止されながらも、人身売買組織を追いつめるためコロンビアに向かう。

そこで彼は、ワケありの前科者、資金提供を申し出た資産家、さらに地元警察とタッグ。何だか王道少年漫画のようなチーム感満載の展開に心躍り、続きが気になり映画の世界に没入する。

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さらに、彼らは巨額費用をかけた極大スケールの囮捜査を敢行したり、反政府組織のアジトに殴り込みをかけたり……。劇中のほとんどの時間が、身分がバレたら即殺される極限状況、ドライブ感満載のヒリつく瞬間の連続で、最後まで目を離すことができなかった。

さて、この物語の結末はいかに――?


●【衝撃】絶妙のタイミングで挿入される「実際の映像」 「今この瞬間にも、子どもが売られている」現実を、これでもかと突きつける
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鑑賞前は「本当にこんな誘拐と売買が現実で起こっているのか?」と半信半疑だったが、本作により「今こうしている瞬間にも、子どもたちが苦しみ、売られている」という現実をまざまざと突きつけられた。

何よりも印象的だったのが、随所で挿入される、実際の子どもの誘拐映像だ。道端や駅で、前触れもなく突然、子どもたちが車やバイクに乗せられ、姿を消していく。そこには、劇中で描かれるような周到な計画は存在しない。

監視カメラの映像は、極めて雑な手口で、日常的に行われている児童誘拐のリアルを映す。観る人によっては、「子どもの手を絶対に離してはいけない」と強く心に誓うかもしれない。

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コロンビアに向かう前、主人公ティムが、あまりに危険な捜査を諦めるよう諭す上司に、「この仕事は、心を引き裂く。そして今回の件は、壊れた心を元に戻すチャンスなんだ」と訴えるシーンがある。

まさに心が死ぬような任務を経て、大いに消耗しながらも、子どもたちのためにどこまでも妥協しない姿勢が、鑑賞後も脳裏から消えなかった。

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